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哲学に関するdasman74のブックマーク (3)

  • ニーチェ-哲学入門

    ニーチェはショーペンハウアーの意志哲学の影響を多大に受け、またワーグナーの芸術にも傾倒しました。その思想はおよそ三期に分けられ、第一期はショーペンハウアー的・ワーグナー的時期です。『悲劇の誕生』、『反時代的考察』がそれにあたります。そして過渡期にあたる第二期においては、『人間的な、あまりに人間的な』や『曙光』などの作品を残しました。その円熟期は第三期であり、ツァラトゥストラ期と呼ばれます。『ツァラトゥストラ』、『善悪の彼岸』などがこのころの著作です。ニーチェは1889年にトリノで倒れ発狂したのち、その11年後に亡くなりますが、彼の遺稿を集めて死後に出版された『力への意志』も、彼の哲学を知る上で重要な位置を占めています。 ニーチェはその処女作『悲劇の誕生』において、芸術を「アポロン的なもの」と「ディオニュソス的なもの」というふたつの衝動によって規定しました。アポロン的なものが甘美な夢の仮象を

  • 「風の谷のナウシカ」について補足 : 情報学ブログ

    ちょっと前に「風の谷のナウシカ」のラストについての記事(link)を書きました。そこで、ナウシカを理解する上での基的なこと(一神教vs.多神教の問題、ニヒリズムの問題)について一通り書いたつもりでいたのですが、その後、この記事に対するいろいろな場所での反応を見ていると、一つ言い忘れたことがあることに気づきました。それは、ナウシカが「系統としての(つまり、先祖から子孫に至る)生命としてのあり方」に注目しているということです。これについて説明しないと、ナウシカのラストの問題(ナウシカvs.墓所の主の対立)についても良く分からないのではないかと思ったので、簡単に補足します。 ちなみに、この記事に「ネタバレ」の要素はそれほど多くないと思いますが、前に自分が書いた記事を前提にしないと、そもそも意味が分からないと思いますので、原作→前の記事→この記事という順番で読んでいただけると幸いです。 ○ 生命

  • 漫画版「風の谷のナウシカ」のラストについて : 情報学ブログ

    「風の谷のナウシカ」は、多くの人が知っているアニメ映画ですが、この映画の原作となる漫画版の「風の谷のナウシカ」では、ラストが大きく違っているということは有名です。そして、この「マンガ版ナウシカ」は、思想史に残る重要な作品と言われる一方、根強い反対意見もあるようです。特に、ネット上で検索をすると、ほとんどの人がナウシカに批判的なコメントをしています。 自分は、最近、やっと「漫画版ナウシカ」を読むことができたのですが、ラストシーンでのナウシカの行動に共感すると同時に、「なぜ、ナウシカはあのような行動をとったのか」そして、「なぜ、ナウシカの行動が理解されないのか」ということについて、自分の学問的なバックグラウンドを踏まえて、きちんとまとめておかないといけないと強く思いました。特に、ネット上の意見が誤解に満ちたものであったため、そうした誤解を解く必要があると思ったからです。 最初に強く言っておきた

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