青葉をたくさんつけた木々が太陽光を遮ってくれているので、歩いていても汗をかきません。 糺の森の中ほどまでやって来ると、きれいな社殿がありました。 この社は、雑太社(さわたしゃ)で、2017年の春頃に建立されたものです。 雑太社の祭神は、神魂命(かんたまのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)です。 社殿の前に説明書が設置されているので読んでみましょう。 雑太社は、元は鴨社神館(かもしゃかんたち)御所内の雑太という字地に御所の鎮祭社として祀られていたそうです。 奈良時代や平安時代には、この社から各地へ分霊されていたとのこと。 室町時代に入ると、応仁の乱の兵火にあい、文明2年(1470年)6月14日に鴨社神館御所とともに焼失し、この地に遷ってきました。 時は流れ、明治10年(1877年)3月21日に下鴨神社の末社と制定され、社殿は同43年4月8日に旧法により特別保護建造物に指定されま