今年は例年よりも3割ほど蚊が少なかったという。その理由はみんなもは気がついていると思うけど、そう。この猛暑のせいなんだ。 といっても熱帯地方でも蚊は元気に暮らしているはず。なぜ日本だと、猛暑で蚊の発生が少なくなるのか? 【蚊「助けて……水をください。ボウフラ死んじゃう……。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 」】 日本に生息しているのは、雑木林や竹やぶにいる「ヒトスジシマカ」と住宅街にいる「アカイエカ」の2種類。害虫防除技術研究所の白井良和所長によると、アカイエカは暑さに弱く、生息に適した温度は25度。30度を超える日が続くと死んでしまうそうなんだ。 この画像を大きなサイズで見る また、猛暑だけでなく、今年の夏は降水量が少なかった。蚊がボウフラ状態から成虫になるまで2週間ほどかかるが、この間は水溜りなどで生息する。雨が降って水溜りができても、今夏の猛暑ですぐに干上がって生息できなかったようだ。