来年行われるアメリカの大統領選挙を巡り、野党・共和党の有力候補とみられていたロムニー元マサチューセッツ州知事が立候補しない考えを表明し、オバマ大統領の後任の座を争う共和党の候補者選びは今後、混戦となることが予想されます。 来年のアメリカ大統領選挙を巡って、野党・共和党では、前回の大統領選挙に立候補したミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が各種世論調査で高い支持を得て、立候補への期待が高まっていました。 しかし、ロムニー氏は30日、支持者らと行った電話会議で「共和党のほかのリーダーたちに機会を譲るのが最善だと判断した」と述べ、みずからは立候補しない考えを表明しました。 共和党からは、ジョージ・ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やニュージャージー州のクリス・クリスティー知事をはじめ、多くの政治家が立候補を検討しています。 ただ、いずれも抜きんでた支持は得られておらず、共