JR西日本は6日、山陽新幹線新大阪―新神戸間の六甲トンネルの補修工事で、セメントと粘土が混ざったモルタルが兵庫県西宮市の津門川に流出した可能性が高いと発表した。川が濁ってコイなど計約150匹が死んでいるのが見つかり、JR西は原因が特定できるまで工事を中止する。 JR西日本によると、5日未明、トンネル入り口から約7キロ付近の天井に充填材のモルタル約15トンを流し込む工事を実施。同日午前、西宮市から「トンネルから出てくる水が白く濁り、川の魚が浮いている」との指摘があり、調査したところ、工事で使用したモルタルと類似した物質が見つかった。