日本維新の会を創設した橋下徹元大阪市長が2日午前、フジテレビの番組に出演し、1日に死去した元東京都知事で元衆院議員の作家、石原慎太郎氏について「芯が強く、言葉で人を動かす力がある。そういう政治家は日本でもなかなかいない。本当に残念」と悼んだ。橋下氏は平成25~26年にかけて石原氏と維新共同代表を務めた。 番組で橋下氏は、昨年12月13日に石原氏の自宅を訪れたことを明かした。 車いすに乗った石原氏と談笑し、話題は国のことや皇室、靖国神社、核ミサイル、橋下氏の子供にまで及んだ。橋下氏は「元気な姿で、『石原節』は健在だった」としみじみと語った。 最後に石原氏は橋下氏を玄関まで見送り「友よ、ありがとう」と握手して別れたという。 平成24年の維新と太陽の党の合流にあたって「憲法改正を中心に政治を変える」思いを共有し、石原氏から「東京と大阪でタッグを組まないか」と誘われたという。維新内で反対意見が多数