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ブックマーク / wezz-y.com (8)

  • 『リトル・マーメイド』批判と、人種置き換え陰謀論 - wezzy|ウェジー

    4年前のキャスト発表時から幾度も炎上を繰り返したディズニーの実写版『リトル・マーメイド』だが、いざ公開されるとアメリカでは初週末は2019年に大ヒットした実写版『アラジン』を超える興行収入となった。日でも人気を博し、週間映画ランキング(6月9~15日)の観客動員数トップとなっている。 日人がなぜ黒人アリエルに「ノー」と言う?~『リトル・マーメイド』をめぐる3度目の紛糾  「黒人の人魚」がまたも紛糾している。3月12日のアカデミー賞にディズニーの実写版『リトル・マーメイド』の主役であるアリエル役のR&Bシンガー、… SNSも日米共に実際に観に行った人たちの賞賛のコメントで溢れた。「凄く良かった」「めちゃくちゃ良かった」「笑って泣いてお友達と最高の時間を過ごせた」と純粋に作品を楽しんだ声や、「黒人アリエルは全く違和感とかなくすんなりアリエルに見えた」「キャストが話題だったけどみたら納得」と

    『リトル・マーメイド』批判と、人種置き換え陰謀論 - wezzy|ウェジー
  • 「MISIA、かっけー!」だけでいいのか 紅白に突如現れたレインボーに感じた興奮と戸惑い - wezzy|ウェジー

    2020.01.07 18:05 「MISIA、かっけー!」だけでいいのか 紅白に突如現れたレインボーに感じた興奮と戸惑い 2019年の紅白歌合戦、私はその日仕事で朝まで帰らず、すべて終わってスマホ片手にベッドでまどろんでいるときにMISIAのことを知った。 画面に映っていたのは、ギラギラと光るレインボーフラッグと、これまたギラギラときらめく衣装のドラァグクイーンたち、そしてゲイカルチャーで生まれたハウスというジャンルのアレンジで、これでもかというくらいに「あなたがすべて」と張り上げるMISIAだった。 え、やば、すごいじゃん。何これ。え、しかもドラァグクイーンってマーガレットさんもいるの? やば。かっこよ。ほかの出演者にもレインボーフラッグ振らせてんじゃん、おもしろ。星野源とPerfumeはノリノリで、ISSA目が死んでる(笑)。 MISIAめっちゃ声裏返るじゃん、どした。力入ってんなー

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  • クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか - wezzy|ウェジー

    2021.05.29 16:00 クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか 1994年1月下旬号の『キネマ旬報』によるジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』(The Piano、1993年)特集は、映画評論家・石原郁子の作品評で始まる。『映画をとおして異国へ ヨーロッパ/アメリカ篇』(2000年、pp.122-127)にも収められた評論において石原は、19世紀半ばにスコットランドからニュージーランドへと親が決めた結婚のために移住する女性エイダ(ホリー・ハンター)がピアノで奏でるエロティックな愛憎劇を「人の世の神秘を湛えた奥深く力強い愛の宝庫」と呼んだ(2000、 127)。 音声言語を用いず、娘の通訳を介して手話や筆談で話すエイダは、開拓を目指す入植白人の夫スチュアート(サム・ニール)が海辺に置き去りにした彼女のピアノと土地を交換す

    クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか - wezzy|ウェジー
  • 努力家で優秀なアジア系女性という「人種」ステレオタイプ~『ウォッチメン』分析 - wezzy|ウェジー

    今回の記事では、アマゾン・プライムで配信されているHBOのドラマ『ウォッチメン』をとりあげ、アジア系女性キャラクターの扱いについて考えたいと思います。 このドラマはアラン・ムーアによる同名のコミックのスピンオフで、社会批評的な作品として評価が高く、私も第8話までは大変面白く見ていたのですが、正直なところ第9話の展開でかなり幻滅しました。結末の激しいネタバレがありますので、未見の方は注意してください。 テレビドラマ版『ウォッチメン』と人種差別 『ウォッチメン』は非常に複雑な作品なので基設定だけ説明します。覆面のスーパーヒーローによる無許可の自警活動が禁止され、そのかわりに警官は身を守るためヒーローばりに覆面をつけて活動をしているアメリカ社会が舞台のディストピア作品です。年代としては我々が生きている現在と同じ時期に設定されていますが、世界観が大きく違っており、一種の歴史改変SFです。 その一

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  • 女性を殴り、腹を切り裂くドラマを「ポリコレ棒」でぶん殴らない理由『ウエストワールド』 - wezzy|ウェジー

    2017.01.23 10:00 女性を殴り、腹を切り裂くドラマを「ポリコレ棒」でぶん殴らない理由『ウエストワールド』 昨年トランプが大統領選で勝利をおさめたのを契機に「ポリコレ疲れ」という言葉が日でも口にされるようになった。排他的、差別的表現批判に反発する物言いが目立つようになり、自分の好む創作物が女性や子供、マイノリティの権利を侵害していると批判される煩わしさを「ポリコレ棒でぶん殴られる」という言葉で表現する人が現れ始めた。どうやら彼らは自分たちこそが“被害者”であると認識しているようだ。少女を性的オブジェのように扱う表現をしても、それは架空のキャラクターに対して行われるものでそもそも「被害者はいない」、果ては「実際にある現実を描いているだけだ」と彼らは主張する。そんな人たちを見ていると私は現在アメリカHBOで制作・放送され大絶賛されているドラマ『ウエストワールド』をいやおうなく連想

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  • ホモソーシャルに生きる男性たちが、いとも簡単に「ヤバくなる」瞬間 - wezzy|ウェジー

    姫野カオルコ著『彼女は頭が悪いから』(文藝春秋)は、2016年に発生した東大生集団強制わいせつ事件に着想を得て書き下ろされた長編小説である。平凡な女子大生である美咲と、東大生であるつばさが出会った夜、ふたりのあいだには恋のようなものが芽生えていた。が、そこから1年経たずしてして彼らは性犯罪の加害者と被害者になる。なぜそうなってしまったのか。 現実の事件を取材し、著者の姫野氏とともに裁判を傍聴したライターの高橋ユキさん、恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田代表、「男が痴漢になる理由」(イースト・プレス)の編集を手がけた三浦ゆえさんによる『彼女は頭が悪いから』読書会、後篇は加害者である5人の男子東大生が体現しているホモソーシャルについての話からはじまった。 <前編:集団強制わいせつ事件の加害者と同じ価値観が、私たちのなかにもある> *     *     * 三浦:桃山商事は“二軍男子”を自称

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    dddeee
    dddeee 2018/10/23
  • 広辞苑にLGBTが登場。しかし、内容がおかしい。 - wezzy|ウェジー

    10年ぶりに改訂された「広辞苑」の第7版が1月12日に発売された。この新しい「広辞苑」は、第6版の刊行後に定着した言葉として、約1万項目を新たに追加したもので、「ブラック企業」や「安全神話」のほかに「LGBT」が初めて登場したことが報じられている。 こりゃあやったね! と、LGBT界隈では歓迎の声がわきあがった。さらに、今回の改訂にあたって、岩波書店の岡厚社長は「自分だけが苦しんでいると思っていることが、言葉を獲得することによって多くの人々と共通する問題であることが分かる。それが人を楽にし、自由にする」ともコメント。なんとも喜ばしいニュースではないか、と思いきや、実は肝心の内容がまちがっていた(!)。 新広辞苑におけるLGBTの記述は、こう書かれている。 レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字。多数派とは異なる性的指向を持つ人々。GLBT LGBTとは、性的指向にお

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  • 小室哲哉の不倫報道を受けて「週刊文春」批判に切り替える大衆的なジャッジ - wezzy|ウェジー

    小室哲哉が『週刊文春』の不倫報道をきっかけに、引退を表明してしまった。会見で語ったところによれば、くも膜下出血に倒れた・KEIKOの介護を長年続け、そのストレスもあったのか、2年前にはC型肝炎に侵され、回復したと思ったら今度は「突発性の難聴に近いもの」になり、ちょうどその頃から、自身の音楽の出来にも「期待に応える音楽制作のレベルなのかな」と疑念を持ち始めていたという。このタイミングでの不倫報道を、小室は「週刊文春さんに報じられ、僕から言うと戒めみたいなことなのかな」と位置づけてしまった。「文春さんが起爆剤になっていただいた」との言葉が重い。 不倫報道が出てから会見までには中1日ほどの時間があったが、「病と戦うがいるのにもかかわらず小室は……」との世間の声が、「病と戦うを支え続けていたのに週刊文春は!」にたちまち変容していった。どちらが正しい、とは思わない。両方間違っている、とも思わな

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