商品への異物混入が相次いだ日本マクドナルドホールディングスのことし1月から3月までの決算は、一連の問題で売り上げが大幅に落ち込んだことなどから、最終的な損益が145億円の赤字となりました。赤字の額は3か月の決算としては、上場以来最大です。 これは、ことしに入って相次いだ、商品への異物混入問題で来店客が減り、売り上げが大幅に落ち込んだことや、採算が悪化した店舗の資産価値を引き下げたことが主な要因です。 また、先月の売り上げも既存店どうしの比較で、前の年の同じ月と比べて21.5%減少し、去年7月以降、10か月連続の2桁のマイナスとなりました。 会社は十分な採算が見込めない131の店舗を、年内に閉鎖する方針などを打ち出していますが、今も異物混入問題などの影響が残る形となっていて、早期に業績を立て直せるかどうかが課題となっています。