2023年3月15日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、調査資料「プレダトリージャーナル判定リストの実態調査」を公開しました。 同調査は、近年問題となっているプレダトリージャーナルの分布を分析しているほか、どのような理由でプレダトリーであることが疑われると判定されているか、商用のプレダトリージャーナルデータベースを用いて調査を行ったとしています。 「プレダトリージャーナル判定リストの実態調査[調査資料-326]」を公開しました(3/15)(NISTEP, 2023/3/15) https://www.nistep.go.jp/archives/54477 プレダトリージャーナル判定リストの実態調査 https://doi.org/10.15108/rm326 参考: E2542 – IAPによるハゲタカジャーナル・学会についての調査報告書 カレントアウェアネス-E No.444
2023年3月13日、国立国会図書館サーチが、「児童書総合目録」の提供を終了したと発表しました。 同目録は、これまで国立国会図書館サーチを通じて、国立国会図書館及び日本国内で児童書を所蔵する主要類縁機関7機関が所蔵する児童書・関連資料の所蔵情報を提供してきました。 今後は、児童書総合目録参加館や児童書を所蔵する他の機関との連携は、国立国会図書館サーチとの個別連携等に移行し、児童書・関連資料の所蔵情報は国立国会図書館サーチの資料種別「児童書」から検索できるとしています。 「児童書総合目録」提供終了のお知らせ(国立国会図書館サーチ, 2023/3/13) https://iss.ndl.go.jp/information/2023/03/kodomo-2/ 参考: 国際子ども図書館、児童書総合目録の提供を2023年3月に終了 [2023年01月11日] https://current.ndl.
暗号に関する学術誌“Cryptologia”で、2023年2月8日付のGeorge Lasry氏とNorbert Biermann氏、Satoshi Tomokiyo氏による共著論文“Deciphering Mary Stuart’s lost letters from 1578-1584”が公開されました。 暗号で書かれた書簡55通について、コンピュータによる暗号解読技術と人手によるテキスト・文脈分析を組み合わせて解読したことがまとめられています。書簡はフランス国立図書館(BnF)に所蔵されていたものであり、解読の結果、スコットランド女王メアリー・スチュアートが1578年から1584年にかけて書いたものであると判明したと述べられています。 Lasry, George; Biermann, Norbert; Tomokiyo, Satoshi. Deciphering Mary Stuar
2023年1月30日に開催された、第9回文化審議会著作権分科会法制度小委員会の配布資料が、文化庁のウェブサイトで公開されています。 公開された資料の中には、「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書(素案)」への意見募集結果と、同委員会で了承された「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書」が含まれています。報告書には、以下の事項の検討についてまとめられています。 ・簡素で一元的な権利処理方策と対価還元の制度化 ・立法・行政・司法のデジタル化に対応した著作物等の公衆送信等 ・海賊版被害等の実効的救済を図るための損害賠償額の算定方法の見直し ・研究目的に係る権利制限規定の創設 文化審議会著作権分科会法制度小委員会(第9回)(文化庁) https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r04_09/ 「文化審
2023年1月10日、総務省は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認の配信プラットフォーム「gacco」において、データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」を開講しました。 2022年1月に実施した講座を再び開講するものであり、政府統計の総合窓口であるe-Stat等を用いて、統計オープンデータを活用したデータ分析手法を学ぶことができます。 登録料および受講料は無料であり、誰でも受講登録が可能です。 データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」の開講(総務省, 2023/1/10) https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000076.html データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」(gacco) https://gacco.org/
2022年12月30日以降、カナダの著作権保護期間が著作権者の死後50年から70年に延長されました。 同年6月23日に可決されていた、著作権法の改正を含む法案の一部が施行されたことによるものです。同国のGlobal Newsの記事によると、保護期間の延長に関する改正は、北米における新しい貿易協定である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に伴うものとあります。 A guide to copyright(Government of Canada) https://ised-isde.canada.ca/site/canadian-intellectual-property-office/en/guide-copyright ※“Important Change”に“as of December 30, 2022, the general term of copyright protecti
2022年11月24日、国立情報学研究所(NII)が、株式会社地球の歩き方と提携し、「地球の歩き方」の利用者投稿旅行記データを、研究者向けに「地球の歩き方旅行記データセット」として提供すると発表しました。 発表によると、同社のウェブサイト「地球の歩き方web」上で2022年3月まで運営していた旅行記投稿サービス「旅スケ」に、サービス開始の2007年11月から2022年2月までに投稿された旅行記約1万4,000件とそれに紐づく旅スケジュール約9,500件のテキストの提供が開始されます。情報学研究データリポジトリ(IDR)を通じて提供されます。 なお、旅行記テキストについては、奈良先端科学技術大学院大学の大内啓樹助教が研究代表者を務めるJSPS科研費基盤研究(B) 22H03648の研究プロジェクトの協力により、自動解析による形態素情報(単語の品詞等)と固有表現(地名,施設名等)をリストしたデ
2022年10月26日、世界中の研究者らに識別子を付与する国際組織ORCIDが、Public Data File 2022を公表したことを発表しました。 ORCIDは、設立理念の7番目に挙げられている「研究者によってORCIDに提供された、または研究者が主張したすべてのデータは、年に1度更新され、CC0ライセンスの下で公開される無料ダウンロード(研究者自身のプライバシー設定に従う)用の標準的なフォーマットで利用できる」に基づき、毎年オープンアクセスウィークに合わせてPublic Data Fileを更新しています。 Public Data File 2022はXML形式のほか、Githubリポジトリで入手できるORCID変換ライブラリを用いてJSON形式でも入手できます。 ORCID’s 2022 Public Data File Now Available(ORCID, 2022/10/
英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science : LSE)のブログ“LSE Blogs”に、2022年10月18日付けで記事“The dream of ‘editormetrics’ – Why a FAIR dataset of journal editors would benefit all researchers”が掲載されています。筆者はオーストリア・ウィーン工科大学図書館のAndreas Nishikawa-Pacher氏です。 記事では、学術雑誌の編集者に関するデータの情報開示が不十分であることを指摘し、その改善策として、編集者の情報が検索できるデータベース“Open Editors”の取組を紹介しています。“Open Editors”は、26出版社の学術雑誌7,000誌以上のウ
米・CNNが、2022年10月31日付で、記事“The school library used to be a sanctuary. Now it’s a battleground.”を掲載しました。米国図書館協会(ALA)の2022年レモニー・スニケット賞(Lemony Snicket Prize)などを受賞した高校司書のヒクソン(Martha Hickson)氏によるオピニオン記事です。 記事では、禁書に関して米国内で深まる分断について、ヒクソン氏自身が経験した出来事に触れて述べられています。LGBTQ+等に関連する書籍に抗議する人々が学区の理事会を待ち伏せしたり、読む自由を祝って毎年開催される禁書週間(Banned Books Week)について、子どもを堕落に誘う邪悪な陰謀だと主張して攻撃したとしています。ヒクソン氏自身が抗議者から小児愛者などと烙印を押されたり、ソーシャルメディア
2022年10月25日、福井県立図書館が、入館者1,000万人達成記念で募集した新マスコットキャラクターの名前を、司書猫「れふぁにゃん」に決定したと発表しました。 また、11月8日に開催される読書週間イベント「ナイトライブラリー」にて、応募採用者への記念品贈呈式と、新マスコットキャラクター関連グッズなどの記念品進呈を行うとしています。 お知らせ(新着情報)(福井県立図書館) https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/tosyo/contents/newinfo/index.html ※2022年10月25日付で「新マスコットキャラクターの名前が決定しました!」が 掲載されています。 新マスコットキャラクターの名前が決定しました!(福井県立図書館) https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/t
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く