日野自動車のエンジン性能試験データ改ざんをめぐる外部の調査報告書が2022年8月3日に公開され、SNSで「ダメな日本企業の典型例」「うちの会社のことかと思った」といった反応が続出している。 部署間対立、パワハラ、イエスマンの重用、事なかれ主義......。従業員からは、不祥事の背景としてこうした問題が指摘されている。 「できません」言えず「やるのが当たり前」文化 日本市場向け車両用エンジンの認証申請で、排出ガスおよび燃費性能を偽っていたことが発覚した日野自動車。外部有識者で構成される特別調査委員会は、少なくとも2003年から「パワートレーン実験部」で不正が行われていたと認定したが、「(当該部署における)局所的な問題に矮小化することは、問題の本質を見誤る」として、企業風土や体質を問題視した。 全従業員へのアンケート(2084人回答)でも、直接的な原因として(1)開発スケジュールの逼迫、絶対視
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く