著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。 今回は3件のシステムトラブルを取り上げる。全日本スキー連盟の会員情報流出とJR西日本のグループ会社からの個人情報流出、サンソウシステムズの不正アクセス被害である。 日付検索でエラーになる入力値で不具合が発生 全日本スキー連盟(SAJ)は2022年10月4日、SAJ会員の情報が流出した可能性があると発表した。SAJは会員管理サービスを提供するしゅくみねっとに会員情報の管理を委託していた。 しゅくみねっとの会員管理サービスのシステムに不具合があり、特定の条件下でサービスを利用する別の団体の管理者がすべての会員情報を閲覧したり、一部の会員情報をCSVファイルでダウンロードしたりできたという。特定の条件とは、サービスの日付検索でカレンダーから日付を選ぶ際、「yyyy/mm/dd(年
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(以下、ウォッチガード)は2022年10月7日、「インターネットセキュリティレポート」の2022年第2四半期版を発表した。 同レポートは同社が四半期ごとに発行しているもので、マルウェアのトップトレンドやネットワークセキュリティの脅威について同社の脅威ラボが分析している。2022年第2四半期版は、マルウェアの検知数が2021年上半期をピークに減少に転じていることや、「Google Chrome」や「Microsoft Office」に対する脅威が増加していることなどが報告されている。 マルウェアの8割にみられる「共通点」 インターネットセキュリティレポート2022年第2四半期版の主な内容は次の4点だ。 Officeエクスプロイトが最も拡散されているマルウェアカテゴリー 2022年第2四半期のトップインシデントは、「Follina Officeエクスプロイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く