文部科学省の事務方トップの戸谷一夫事務次官が一連の汚職事件の責任を取るなどとして辞任する意向を固めたことが関係者への取材でわかりました。文部科学省では前の事務次官も天下り問題を受けて辞任しており事務方トップが2代続けて辞任する極めて異例の事態に発展する見通しになりました。 文部科学省は先月、弁護士などで作る調査チーム設置し、ほかの事業でも不正がないかや、過剰な接待を受けるなどの規律違反がなかったかどうか調査を進めていますが、戸谷事務次官が一連の問題の責任を取るなどとして20日までに辞任する意向を固めたことが関係者への取材でわかりました。 戸谷事務次官は61歳。昭和55年に当時の科学技術庁に入り、文部科学省の官房長や文部科学審議官などを歴任し、去年1月、事務次官に就任していました。 戸谷次官の前の事務次官だった前川喜平氏も組織的な天下り問題を受けて辞任しており、文部科学省の事務方トップが2代