首都圏の鉄道の利便性を高めているのが「相互乗り入れ」。同じ列車がJR、私鉄、地下鉄など、違う会社のレールの上を走るという形態は、世界的にも大変珍しいものだが、注意しなくてはいけないのが寝過ごし。「せっかく終電に間に合ったのに、目が覚めたら終点で……」という経験は、酒飲みなら一度や二度はあるはず。都内在住の鉄道マニアの男性(40代)が、首都圏を走る私鉄で、都内中心部から乗った場合の“乗り過ごし要注意路線”を紹介しよう。 【田園都市線~半蔵門線~東武伊勢崎線】 かつての乗り入れは東急・田園都市線だけでしたが、反対側の東武伊勢崎線にも2003年に乗り入れるようになり、“危険度”が一気に上がりました。田園都市線の終点、中央林間は駅前がそこそこ賑わっていますが、東武伊勢崎線の終点となる南栗橋は、降りた途端にいきなり住宅街。途方に暮れること必至です。 【東西線~東葉高速鉄道】 距離的には大したことがな