桜を見る会を巡る問題で、安倍首相本人と昭恵夫人の関与が明るみに出た。野党だけでなくポスト安倍の面々も説明を求めており、逃げ切りは難しい情勢だ。この問題をめぐる事務方や与野党の動きに迫った、AERA 2019年12月2日号の記事を紹介する。 【写真】満開の笑顔を見せる昭恵夫人 * * * 20日の参議院本会議。これまで安倍晋三首相は「桜を見る会」の招待者の人選に関し、「そのとりまとめには関与していない」と明言してきたが、ここにきて安倍事務所が内閣官房からの推薦依頼を受け、幅広く参加希望者を募る中で、「私も事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」と自らの関与を認めた。虚偽答弁への謝罪はなく、野党は反発を強めている。 霞が関の関係者はこう分析する。 「首相答弁が後になって翻るのは周知の事実。これは首相が秘書官とだけ調整し、事務方に根回しをしないことが原因。会見でもその
いま見えている人が、こうするともう見えない――。 ファンタジー映画の魔法のように思えるかもしれないが、これは実際の映像。 現実世界で「透明マント」を使っているところだ。 カナダのハイパーステルス社が開発したこの素材、物体の周りで光を屈折させ、背景だけが見えるようにする。 電源不要、どのような環境でも機能し、人、建物、車、航空機を隠すことができる。 13種類のバージョンがあり、あらゆる方向に影を移動させたり、熱、紫外線、赤外線のスペクトルを曲げたりと、さまざまな機能がある。つまり、人が複数のレーダーの下を飛ぶことができる。 同社は、この「量子ステルス」の素材が、軍事作戦から、スピード違反取り締まりをする警官、空調装置などを人の目から隠す、さまざまな用途に使われることを期待している。
2019年の東京モーターショーに出展され注目を集めたあるスーパーカー。実はこの車のボディは“木”でできています。といっても、木材をそのまま使ったわけではなく、木を使った「新素材」で、その強度は鉄の5倍以上とも言われていて、しかも5分の1の軽さです。この素材が我々の生活を大きく変えるかもしれません。 2019年の10月24日~11月4日まで東京ビッグサイトで開催されていた「東京モーターショー」。自動車メーカーなどが車の可能性を感じさせる近未来的な数々のコンセプトカーを出展する中、ひと際異彩を放ち大勢の来場者の目を引いていたのは、環境省のブースにあったスーパーカーでした。この自動車を視察に訪れた小泉進次郎環境相も驚きと期待を口にしました。 「実際にボンネット持ちましたけど、片手で持てるボンネットを持ったのは初めてです。木の国日本ですから、そこに向けても大きな希望になると思います。」(小泉進次郎
金沢市内にある野球場の駐車場で車の中にマイナスドライバーを隠し持っていたとして、71歳の男が現行犯逮捕されました。 「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律違反」。この疑いで現行犯逮捕されたのは、金沢市内に住む71歳の無職の男です。 6日午前2時ごろ、巡回中の警察官が金沢市内にある野球場の駐車場に停車している不審な車を発見。車内を調べたところ、トランク内でマイナスドライバー1本が見つかりました。 このマイナスドライバーは、正当な理由がなく所持していると建物に侵入するために使用する「指定侵入工具」とみなされます。 警察は現場の状況などから男が所持していたマイナスドライバーを「指定侵入工具」と断定し、現行犯逮捕しました。 調べに対し男は「マイナスドライバーを持っていたことは認めるが、ガスライターの火力を調整するために持っていた」と容疑を一部否認しています。
JR西金沢駅前で計画されているライブホールの建設をめぐり、開発業者が住民対象の説明会を開きました。しかし両者の溝は埋まりませんでした。 JR西金沢駅前の空き地で建設が計画されているライブホール「Zepp」。新たな賑わいづくりへの期待の声が上がる一方、建設予定地の近くに住む住民は治安の悪化や騒音を理由に計画に反対しています。 事業者の西松建設が4日開いた住民への説明会。周辺3つの町会や商店街などから120人が参加しました。 <住民側(説明会で)> 「治安が悪くなると思う。子どもを大事に育てたいので、何かあったらどう責任をとってもらえるのか?」 <西松建設側(同)> 「警察とは正直、ライブホールができるから治安が悪くなるという協議にはなっていない」 西松建設の担当者: 「出来上がった後の不安の声がほとんどだった。納得してもらえるような施設を目指していきたい」 住民: 「住民のことを考えていない
首都圏に上陸した過去最強クラスの台風15号は県内に大きな爪痕を残した。記録的暴風が猛威を振るい、道路や鉄道などの交通網をまひさせ、市民生活を直撃。港湾施設を相次ぎ破壊し、工場を操業停止に追い込むなど影響は広範囲に及んだ。 【写真特集】台風15号の被害状況 台風が最接近した9日未明、国内屈指の物流港・横浜港では船舶が橋や港湾施設に衝突する海難事故が続発した。強風でいかりが利かず船舶が流される「走錨(そうびょう)」や、係留索の切断による漂流が相次いだためだった。漂流は川崎港や横須賀港でも発生した。 第3管区海上保安本部(横浜)や横浜市港湾局によると、横浜港の主力コンテナターミナルの南本牧ふ頭と本牧ふ頭を結ぶ「南本牧はま道路」(同市中区)の橋に貨物船が衝突。損傷し、通行止めとなった。復旧の見通しは立っていない。 大黒ふ頭につながる大黒大橋(同市鶴見区)には、漂流した大型台船が衝突。三菱重工業本牧
今期は上野樹里、黒木華、石原さとみ、深キョンなどのドラマがよく記事で取り上げられているように、近年はアラサー女優の主演ドラマが話題を集める傾向がある。そんな中、久しぶりにドラマの主演を務める多部未華子が、ドラマ10の『これは経費で落ちません!』(NHK総合)で評価を高めている。 【写真】山田太陽と沙名子さん 多部が演じているのは、中堅せっけん会社の経理部員・森若沙名子。毎回、社員たちが提出する領収書や請求書から感じる違和感をもとに、経費で購入した物品の私的流用や、「自腹」で処理してしまっている小物、不正などの「真実」を探っていく物語だ。 「経理部」のお仕事モノというと、「細かい部分を突いてくる、正しくも面倒な人たち」をイメージする人も少なからずいるだろう。また、正義感で社内の不正を暴き、バシッと決め台詞で解決……といったヒロインを想像する人もいるだろう。 だが、このヒロイン・森若は、不正を
将棋の元奨励会三段で将棋講師の折田翔吾アマ(29)が30日に行われたプロ公式戦対局(収録テレビ棋戦のため棋戦名、対戦相手は非公開)に勝って直近の公式戦成績を10勝2敗とし、棋士編入試験の受験資格を獲得した。対局後、各社の取材に応じ「受けさせていただきたいと思っております」と資格行使を宣言した。 【写真】童顔で巨乳の女流棋士がコミュ障の童貞サラリーマンと恋愛 大阪府出身の折田アマは2004年に棋士養成機関「奨励会」入会。11年から最終関門の「三段リーグ」に参戦したが、四段(棋士)昇段を果たせないまま、16年に26歳の年齢制限を迎えて退会を余儀なくされた。 その後、ユーチューブで将棋の棋譜を実況・解説するユーチューバーとして活動しながら、将棋講師を務めている。アマチュアとして17年のアマ王将戦準優勝、18年の朝日アマ名人戦準優勝などの実績がある。 プロ公式戦は一部の女流棋士やアマチュアに参加資
韓国の航空会社「日韓関係悪化で減便」のウソ 原因は文政権の失策による「ウォン安」 日本はシンガポールなど「上客」獲得の好機 【有本香の以読制毒】 昨日の夕刊フジでも報じられたが、大韓航空をはじめとする韓国の航空会社が、日本便の減便や休止を発表した。これを日本のマスメディアがそろって「日韓関係悪化の悪影響」と大騒ぎで伝えている。 これに追随するかのように、与党・自民党の衆院議員も、自身のSNSで必死の呼びかけをした。 「民間交流、青少年交流に影響が出ないよう努力を続けています。来なくていい!と威勢良くいう方もいますが観光に深刻な影響が出ます。裾野の広い産業です。(略)この厳しい時期の韓国人観光客の皆さんにはぜひ温かいおもてなしを。お願いします」(武井俊輔衆院議員=宮崎1区=のツイート) 確かに、ネット上には「もう来なくていい」という声も多い。そのなかにも温度差はあり、韓国の「反日」行為にうん
NHKから国民を守る党(以下N国)の党首・立花孝志参院議員(52)が代表取締役を務める「立花孝志ひとり放送局株式会社」(以下ひとり放送局)が発券した株式を巡り、詐欺行為の疑いがあることが「週刊文春」の取材で分かった。 【写真】ひとり放送局が発券していた1口1000円の株券 ひとり放送局の代表取締役は立花氏で、同社は立花氏がYouTubeに動画をアップして稼ぐ母体となっている。ある株主が言う。 「ひとり放送局設立当時(2012年9月)から、立花氏は動画上で同社の株主を1口1000円で募集、昨年2月までに5000万円の資金を集め終え、株主募集は終了しました」 しかし、登記簿を確認すると、資本金は設立7年後の現在も当初の150万円のままで増資が登記された形跡は一度もない。また複数の株主に聞いても、株主総会も一度もなければ配当もない。それどころか、株券を発行しているにもかかわらず、集めた資金は実際
「小説ドラクエV」の著者が、主人公の名前をパクられたと「映画ドラクエ製作委員会」を提訴、専門家の見解は? 映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(8月2日公開)の製作委員会が主人公の名前を「小説ドラゴンクエストV」から無断で使用したとして、著者の久美沙織氏から訴えられている。 久美氏は、ゲームでは主人公の名前を自由に創作できるため、映画の主人公の名前「リュカ」は自分が創作したものだと主張。リュカに対する呼びかけは、小説の「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」から「リュカ・エル・ケル・グランバニア」と無断で改変して使われたとして、謝罪と使用許諾に関する事後契約、そして久美氏の名前をエンドロール等にクレジット表記することを求めているのだ。 しかし、本来「名前」に著作権は認められないもの。製作委員会の圧勝で終わるのか、久美氏の主張が通る余地はあるのか、専門家に訴訟のゆくえを占ってもらった
8月14日未明から東北自動車道・佐野サービスエリア(SA)上り線のフードコート、売店の営業が一斉にストップした。運営する(株)ケイセイ・フーズ(TSR企業コード:290996813、佐野市、以下ケイセイ社)の労使トラブルが原因とみられる。 東北道を管理する東日本高速道路(株)(TSR企業コード: 296427098、以下NEXCO東)も対応に追われている。東京商工リサーチ(TSR)は14日、ケイセイ社に取材を試みたが連絡がつかなかった。 TSRの企業データベースによると、ケイセイ社の代表取締役A氏が代表を兼務する企業は栃木県内に複数確認される。このうち、少なくとも2社は最近の決算で債務超過に陥っている。ただ、取引先は「(ケイセイ社が)業績不振と聞いたことはなく、今回の事態に驚いている」と話す。 佐野SA上り線は、NEXCO東がケイセイ社にテナント運営を委託し、ケイセイ社はレストラン、フード
松山市の女子大学生が窃盗の疑いで県警に誤認逮捕された問題で、1日、大学生の弁護側が任意の取り調べで「執拗に自白を強要された」とする本人の手記を発表しました。 1日午前、女子大学生の担当弁護士が県庁で記者会見し、誤認逮捕された大学生本人の手記を発表しました。 手記では2度に渡る任意の取り調べの際に一貫して犯行を否認する女子大学生が「本当の犯人を捕まえてください」と話すと、取り調べにあたった警察官は「犯人なら目の前にいるけど」と発言。 「就職も決まっているなら大事にしたくないよね君が認めたら終わる話」など、女子大学生を犯人と決めつけ自白を強要するような言葉を執拗にかけられたなどとしています。 7月22日の県警の説明では取り調べで自白の強要は無かったとしています。
最近、オフィスでサンダルやスリッパを履くことを禁止する企業が増えています。確かに、来社した社外の方にはあまり見せたくない姿なのでしょうけど、「足元がラクでリラックスして仕事ができる」と主張する人も少なくありません。 「ウチの会社は禁止されているわけじゃなかったので、ほとんど社員がサンダス履きでデスクワークをしていました。私もオフィスの自分のデスクの下にクロックスのサンダルを置いていて、出社したらすぐに履き替えていました」 そう話すのは、大手精密機器メーカーのグループ企業で働く中島太一さん(仮名・32歳)。しかし、上司のなかには社員がサンダル姿で仕事をすることを快く思わなかった人もいたといいます。 「その方は出向で私のいる支社に赴任してきたS部長(50代)でした。親会社ではやり手の営業マンだったらしく、ほかの出向の方のように遠慮する様子は一切なかったですね。 しかも、ずっと営業畑だったせいか
触ると水ぶくれなどの症状を引き起こす昆虫「ヒラズゲンセイ」が京都や滋賀で生息域を広げている。四国など温暖な地域で見られた種だが、生息域が年々北上してきた。専門家は見つけても触らないように呼び掛けている。 ヒラズゲンセイは、ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ。真っ赤な体とクワガタのような大あごが特徴で、6、7月に成虫になる。体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや巣を作る古い木造家屋など、多様な場所で見られるという。 生態に詳しい大阪市立自然史博物館の初宿成彦学芸員によると、もともと近畿地方には生息していなかったが、1976年に和歌山県で発見され、京滋では2009年に京都市伏見区、12年に栗東市で確認された。 現在の生息北限は、京都府南丹市や滋賀県近江八幡市とみられる。今月8日には、大津市北部の旧志賀町地域の住宅街で見つ
青函トンネルを含む貨物列車との共用走行区間で北海道新幹線の高速化を実現するため、国土交通省が最高時速320キロで走行できる貨物専用新幹線の具体的な調査を進めていることが9日、分かった。北海道新幹線の建設主体、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との検討チームで費用などを試算している。関係者によると、JR貨物も輸送時間の短縮につながるとして前向きな姿勢という。 【動画】赤いDD51 惜しむファン(2014/04/18) 青函トンネルを含む共用走行区間(約82キロ)は、北海道新幹線が貨物列車とすれ違う際に貨物が荷崩れする危険があり、140~160キロに速度を落としている。現在の貨物列車で18時間かかる札幌―東京間の輸送は、貨物新幹線で4~7時間短縮できる。JR北海道は「札幌―東京4時間半」を目標とする札幌延伸時の高速化を、2031年度の経営自立化の最大のカギとしており、実現すれば大きな追い風になる。
少雨の影響で枯渇し、湖底があらわになった愛知県新城市の宇連ダム。 水没したかつての集落の一部が出現したことから多数の観光客らが押し掛け、立ち入り禁止のダム内部まで入り込むなどの騒ぎになっている。管理者は「危険なので立ち入らないでほしい」と呼び掛けている。 【写真】枯渇のダム、湖底立ち入りも 同ダムの水位は年明け以降徐々に低下し、5月19日に34年ぶりに貯水率が0%になった。かつてあった集落の橋が出現したとの報道をきっかけに、多くの観光客が訪れるようになった。 通常の訪問者は1日数十人程度だが、19日は週末に重なったこともあり、管理事務所が把握できただけでも900人に上った。一週間にわたり連日500人近くが押し寄せ、周辺の道路は渋滞。干上がった湖底まで降りて撮影する人も現れた。こうした写真や動画と共に「探索楽しい」などとインターネット上に投稿し、危険だとして批判されるケースもあった。 その後
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