認知症の人のケアで難しいとされるのが排泄(はいせつ)ケア。ときには、オムツをはぎ取る、垂れ流すなどの悩みも聞かれ、在宅を諦める最大の要因と言えそうだ。一方で、高齢者の入居施設や特別養護老人ホームなどではオムツを極力減らすのが最近の傾向。プロが行う「事前ケアの技」を聞いた。(佐藤好美) 昼食が済み、入居者らが食堂でテレビを見ていた午後2時半。東京都品川区にある「ケアホーム西大井こうほうえん」で、スタッフらは時計を確認すると、認知症で要介護3の高齢者に耳元で声をかけた。 「トイレに行く?」 同意した高齢者の両手を取ると、ゆっくり立ってもらい、トイレまで両手を引き、無事、個室に誘導した。 「ケアホーム西大井」は介護サービスがパッケージになった「サービス付き高齢者向け住宅」。入居者48人全員が介護保険の対象で、うち34人には何らかのトイレ介助が必要。個々人のタイミングを把握し、時間を見計ら
《1.脳卒中と骨折をまず予防》 高齢者が「寝たきり」になってしまう原因はさまざまですが、とくに多いのが脳卒中(のうそっちゅう)と骨折です。実際、この2つで、寝たきりの原因の約半数を占めているほどです。 脳卒中は、脳内の血管が裂けて出血したり、あるいは血管がつまってしまったために、脳神経が損傷を受ける病気です。これにより、手足がまひしたり、言葉が話せなくなるなどの障害が残ったときに、ショックで意欲が失われ、寝たきりになるケースが典型例です。 また、骨折の場合、痛みのために体を動かすのをためらううちに、筋肉や関節がかたまって起きられなくなり、寝たきりになるケースが目立ちます。 ですから、まずは脳卒中と骨折の予防につとめることが、寝たきりにならないための第一歩といえます。 《2.過度の安静は逆効果》 家族など、周囲の人の対応も鍵を握っています。本人にはそれほど強い痛みや障害があるわけではないのに
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く