タグ

2016年5月10日のブックマーク (2件)

  •  「モラルの起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    モラルの起源―道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか 作者: クリストファーボーム,Christopher Boehm,斉藤隆央出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2014/11/01メディア: 単行この商品を含むブログ (18件) を見る 書は文化人類学者であるクリストファー・ボームによるヒトの道徳の進化についての自身の長年の考察をまとめたものだ.基的にチンパンジーの観察データ及び狩猟採集民の観察データから出発して,利他的な行動特性,特に(その至近的な心理メカニズムとして)キーになっていると考える道徳的な良心の進化を,その進化理論と進化経路を合わせて考察して仮説にまとめ上げることを主眼としている.一般向けではあるがなかなか重厚な書物になっている.原題は「Moral Origins」 書はまずダーウィンのヒトのモラルの進化についての取り組みを紹介し,そこから血縁者以外への利他

     「モラルの起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 反戦童話「かわいそうなぞう」が露呈した戦後平和教育の欠陥 - 読む・考える・書く

    反戦童話の代表格となった『かわいそうなぞう』 史実とは大きく違う『かわいそうなぞう』のストーリー 猛獣虐殺は空襲のせいではなく戦意高揚のため 『かわいそうなぞう』は戦後平和教育失敗の象徴 反戦童話の代表格となった『かわいそうなぞう』 児童文学作家土家由岐雄による童話『かわいそうなぞう』。1951年に発表された後、1970年に絵として出版されて200万部を超える大ヒットを記録、小学校の教科書にも採用され、代表的な「反戦童話」「平和教材」となった。戦後生まれの日人なら、子どもとして、またはその親として、一度は読んで涙したことがあるのではないだろうか[1]。 そのころ、日は、アメリカとせんそうをしていました。せんそうがだんだんはげしくなって、東京の町には、朝もばんも、ばくだんが、雨のようにおとされました。そのはくだんが、もしもどうぶつえんにおちたら、どうなることでしょう。おりがこわされて、

    反戦童話「かわいそうなぞう」が露呈した戦後平和教育の欠陥 - 読む・考える・書く