「飛行機が引き返した」と言えば、記憶に新しいのが “ナッツリターン騒動” だ。大韓航空の会長の娘にして当時副社長であったチョ・ヒョンア氏が、小袋のまま提供されたマカデミアンナッツにブチ切れ、すでに動き始めた飛行機をゲートに戻させた挙げ句、乗務員を降ろさせた、アレである。 なかなかインパクトのある事件であったが、今話題になっている “飛行機リターン事件” の原因も、「ナッツ」に勝るとも劣らないほど想定外である。それは、なんと「うんこ」。誰かのうんこが臭すぎて、飛行機が引き返すことになったのだ。 ・30分で異変発生 その飛行機は、ブリティッシュエアラインのロンドン・ヒースロー空港発、UAE・ドバイ行き。約7時間のフライトの予定だったのだが……離陸してわずか30分ほどで “異変” が起こったのである。 搭乗していた乗客の1人によると、まず機長から客室乗務員(CA)に対して、アナウンスがあったそう