また、1月に金融庁から仮想通貨交換業者として認定されたマネックスG傘下のコインチェックとの連携を本格化させる。コインチェックの顧客層は20ー30代が中心と、40-50代のマネックス証と重ならない。マネックス顧客に仮想通貨を売り込むなど相互に商品を紹介して顧客の選択肢を広げる戦略だという。数値目標などは今後検討するとした。 カリスマ依存を軽減 清明氏がマネックスGの傘下の投資銀行マネックス・ハンブレクト(当時)に入社したのは09年。リーマン危機を受けて勤務先のプライベート・エクイティファンドが運用ファンドを解散することになり、偶然見つけた転職先だった。33歳で同社の社長となり、グループ内の出世街道を駆け上がった。 マネックスGには役員の個室がない。松本大・マネックス証会長とは席が隣同士。社長就任の打診も特に重々しいものではなく「ちょっと社長やらない?」とサラッと言われたという。荷が重いと思