ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (5)

  • 将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary

    ふと、かつて温暖化対策の行き過ぎを諌めたビョルン・ロンボルグはグレタ・トゥーンベリについて何か言っているのかな、とぐぐってみたところ、9月末にこのような論説を書いていることを知った。以下はその概要。 人間が気候変動の科学を理解して行動しないことは「悪」であり、気候変動によって「人が死んで」おり、あと8年余りで炭素の排出余地は尽きてしまうため、2028年までに化石燃料で動くものをすべて閉鎖すべし、というグレタ・トゥーンベリの国連演説は、良く見られる主張であるが、根的に間違っている。確かに気候変動は人為的な原因で現実に生じているが、気候変動で世界が終わるという彼女の見方は根拠が無い。IPCCによれば、2070年までの気候変動の影響は、生態系への影響も含めても、平均所得の0.2-2%の減少に相当する。その時までに、地球上の各人の所得は300-500%向上している。 1世紀前の生活はつらいものだ

    将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary
    deztecjp
    deztecjp 2019/12/15
    id:Louis タイトルはともかく本文には「我々を」とあることに注意してください。グレタさん個人ではなく、グレタさんを支持する人々の話をしているわけです。
  • ノーベル賞経済学者は格差拡大をどう見ているか - himaginary’s diary

    引き続きリンダウ・ノーベル賞受賞者会議ネタ。同会議では、格差に関する懸念が大物経済学者から相次いで表明された、とシティ大学ロンドンのSteve Schifferes金融ジャーナリズム教授がThe Conversationで報告している(H/T Mostly Economics)。 以下は同記事に記された各学者の指摘の概要(括弧内は受賞年)。 ジャン・ティロール(2014) 経済格差はそれ自体が「市場の失敗」の一形態。 格差拡大の政治や社会への影響が、トップクラスの経済学者の関心をますます集めているのは確か。 ジェームズ・ヘックマン(2000) 他の西側民主主義国に比べて米英で格差が急速に拡大した。富裕層を優遇する税制変更がその主因。 社会の移動可能性がとりわけ所得の低い人で低下したことも懸念要因。 過去数十年に急増した一人親家庭の多くが低所得であったことも、格差拡大に寄与した。 ワーキング

    ノーベル賞経済学者は格差拡大をどう見ているか - himaginary’s diary
    deztecjp
    deztecjp 2017/09/18
    マスキンの主張は事実に反しているな。格差は拡大しているが、途上国の底辺層でも収入自体は増えており、生活水準も向上しているじゃないか。
  • なぜクルーグマンは考えを変えたのか? - himaginary’s diary

    昨日エントリで12/22サマーズ論説を巡るクルーグマンとデロングのやり取りに触れたが、その中でデロングが以下のようなことを書いている。 Since 1999, Paul has changed his mind. He has become an aggressive advocate of expansionary fiscal policy as the preferred solution. Why? And is he right to have done so? Or should he have stuck to his 1999 position, and should he still be lining up with Ken today? (拙訳) 1999年*1以降、ポールは考えを変えた。彼は拡張的財政政策こそ好ましい政策だと積極的に唱えるようになった。何故か? そし

    なぜクルーグマンは考えを変えたのか? - himaginary’s diary
    deztecjp
    deztecjp 2016/01/03
    政策的支出を増やすのではなく、「政府貨幣(しかも電子マネー)でガンガン債務を返済する」という方向の拡張的財政政策なら、試してもいいと思う。副作用が大きければ即時に停止できるし。
  • 2015-10-28 - himaginaryの日記

    昨日エントリで紹介したデロングの考察において対象となったクルーグマンのブログ記事の一節を引用してみる。 Back in 1998, when I tried to think through the logic of the liquidity trap, I used a strategic simplification: I envisaged an economy in which the current level of the Wicksellian natural rate of interest was negative, but that rate would return to a normal, positive level at some future date. This assumption provided a neat way to deal with the

    2015-10-28 - himaginaryの日記
    deztecjp
    deztecjp 2016/01/03
    その「拡張的な財政政策」には、例えば巨額の政府貨幣によって国債をガンガン返済していく、といったことも含まれると思うし、それなら試してほしいと思っている。毎週1兆円札を発行して、借換債の発行規模を抑制。
  • 「人的資本」という用語は捨て去るべき - himaginary’s diary

    人的資という用語を巡る論争が暫くエコノブロゴスフィアを賑わせていたが、きっかけはブランコ・ミラノヴィッチの表題のアルジャジーラ論説記事(原題は「Junk the phrase 'human capital'」)であった。それに反応したNick Roweのブログ記事やTim WorstallのForbes記事を受けて、ミラノヴィッチは自ブログで改めて論説の趣旨を解説している。その内容は概ね以下の通り。 人々はさらなる教育を受けることに掛かる費用(機会費用を含む)とそこから得られる便益を比較する、というミンサー的なアプローチには異論はまったく無い。それを自らの最適技術水準への投資に関する意思決定と呼ぼうが、「人的資」への投資に関する意思決定と呼ぼうが、構わない。ただし、後者の呼び方によって混乱がもたらされなければ、だが。 「人的資」が他の資と違うのは、労働抜きでは所得をもたらさないこと

    「人的資本」という用語は捨て去るべき - himaginary’s diary
    deztecjp
    deztecjp 2015/03/03
    労働抜きでは云々てのは、単に直接と間接の違いでしかないと思うけど。土地も現金も、遊ばせておいたら所得をもたらさない。
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