特殊素材流し込むも水流出止まらず 4月3日 19時21分 東京電力・福島第一原子力発電所2号機で、原子炉から出たとみられる高濃度の放射性物質を含む水が、海に直接、流出しているのが見つかった問題で、東京電力は、流出を食い止めるため、水が流れている配管に水分を吸収する特殊な素材などを流し込み、配管を塞ぐ対策を行いましたが、今のところ海に流れ込む水の量には明らかな減少はみられないということです。 福島第一原発2号機では、2日、海水を取り込む取水口近くの「ピット」と呼ばれるコンクリート製の施設にひび割れが見つかり、高濃度の放射性物質に汚染された水が直接、海に流出していることが確認されました。このため、東京電力は、洪水対策で使われる、水を吸収して膨張する「高分子ポリマー」という特殊な素材などを使って、水の流れをせき止める方法を試すとして、3日午後1時40分すぎから作業を行いました。東京電力によります