【解説】Yahoo!買収を断念したMicrosoftは,Googleのクラウド・コンピューティングに追いつけるのか? 2008年5月3日(米国時間)。3カ月にも及んだ米Microsoftによる米Yahoo!買収の動きは,ついに「買収断念」で決着した(関連記事:【速報】Microsoft,Yahoo!への買収提案を撤回)。MicrosoftがYahoo!を買収しようと目論んだ唯一の目的は,米Googleの追撃であった。Yahoo!買収を断念した今,MicrosoftはGoogleに追いつけるのだろうか? MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏が,Yahoo!のCEOであるJerry Yang氏に送った公開書簡(関連情報:Microsoft Withdraws Proposal to Acquire Yahoo!)は,様々な意味で示唆に富んでいる。Yahoo!買収を提案し
Googleの第1四半期の純利益が10億ドルを突破,前年同期比69%の高成長が続いている。 同社の第1四半期の純利益は10億ドル(1株あたり3.18ドル)で、前年同期の5億9229万ドル(1株あたり1.95)と比べ69%も大幅に増やした。アナリストの予測を上回る好成績である。売上高も36億6400万ドルと,同63%増となった。 *Googleの第1四半期決算(単位:千ドル) 先に発表があったYahooの第1四半期決算と比べると,両社の落差は開く一方だ。Yahooの純利益は1億4200万ドル(1株あたり0.1ドル)と前年同期比11%減と落ち込んだ。売上高も11億8000万ドルと,わずか9%しか増えていない。Googleの背中が見えなくなってきた。 ◇参考 ・Google Announces First Quarter 2007 Results(Google Investor Relation
Yahoo!といえば、インターネット上でもトップクラスの知名度を持つ大ブランドである。今回は、この圧倒的な存在感を持つブランドとAjaxの関わりについて見てみよう。 さて、まずYahoo!というブランドの位置づけから確認してみよう。Yahoo!の歴史は、インターネットの歴史とは切り離すことができない。特に、1995年にインターネットの利用が学術研究限定から商業目的に解禁されてから以後、初期の段階において両者の発展は強い関連があったといえる。 なぜ、ネットワークそのものと、その上で稼働するたかが1サービスであるYahoo!に強い関連が生まれたのだろうか。その理由は、まだコンテンツが少ない極初期の段階においてすら、すでに必要な情報がどこにあるか探すのが困難という状況が発生していたためだ。 Yahoo!は、情報を探すための手助けを行うディレクトリとそれに対する検索機能を提供した。それはインターネ
Web2.0 マッシュアップ時代への警鐘 ちと、GMOの熊谷さんのブログで面白い記事が出てたんで それについて扱ってみる。 マッシュアップ--仮想空間と現実をつなぐ地図 こっちは熊谷さんの記事でも扱われているマッシュアップについての CNETの記事。 噛み砕いていうと、マッシュアップというのは 「複数のソースから提供される部品を組み合わせ、 ひとつのサービスとして利用することを 可能にする」事。 記事で扱われているように、グーグルアースと 外部の不動産データと組み合わせる事により、 売り出し中の物件がサンフランシスコ周辺の どのエリアにあるかをすぐにわかるようにしたサービスは その代表例。 これ自体は、そう珍しい事ではなく、どの分野にも 見られる事で、大抵、それぞれの産業分野で、誰かが マッシュアップをやっている。 というか、 「独創的なアイデア=既存のアイデアの組み合わせ」 が、アイデア
仕事なり取材で多くの人と話をしていると、ぽつぽつと、「この人凄いな」と思える人に出会う。リラックスしてカジュアルな中から出てくる議論を大事にしているので、柔らかい感じに落としてコミュニケーションしている場面が多いが、自然と正座して襟を正したくなるようなときもしばしばある。 とある案件でご一緒させて頂いている電通総研の山本浩一さんもそういう方である。一言一言の背後に豊かなバックグラウンドがあることがコンテクストや話運びからも伺える。そう長くない時間であったが、サーチサービスとコミュニティ、マーケティングの移ろいについて意見交換をさせて頂く機会があったのでインスパイアされた内容を少しまとめてみたい。 サーチサービスの競争軸 表面的にはYahoo!がdel.icio.usを買収したからというのもあるが、アルゴリズムとソーシャルの二つに競争軸が分かれていっている。Diggが伸びているというのは
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