修士論文(しゅうしろんぶん)とは、大学院及び一部の専門職大学院に所属する、主に修士課程または博士前期課程最終学年の大学院生が、課程の修了にあたって研究の成果として提出する論文のことである。略称は「修論(しゅうろん)」と呼ばれ、他にマスター論文と呼ばれることもある。 形式や書式等は、各大学院・研究科・専攻分野・研究室・指導教授によって異なるが、おおむねIMRAD型といわれるスタイルをとる。求められる研究成果も、同様に所属する大学院等によって異なってくる。 学部学生が執筆する卒業論文とは違い、分野の先行研究に対する一定以上の新たな研究成果が求められるのが通例である。そのため幅広い研究史の把握と整理、問題点の提起と整理、客観的なデータと、それを駆使した論述が必要となる。 求められる一定のレベルをクリアするために、ある程度以上に大部なものとなることも多い。 かつての修士論文は、修士課程の集大成とし