今回は、患者さんではなく、治療者側からの疾患の考え方について。 患者さんが精神疾患に対峙しているように治療者も精神疾患に対峙している。このような考え方は過去ログに時々出てくる。 例を挙げると、「精神疾患におけるメタ安定状態について 」では、 このような考え方をすると、「精神病と言う生物」に、脳が直前まで対峙している光景が呼び起こされる。しかし最終的に脳も喰われ、制御が出来なくなるのである。また、判断の中枢が喰われるので、病識も完全に喪失する。 まさにバイオハザードの世界である。(映画、バイオハザード参照) この場面では、この状況を共感覚的にイメージでき、危機を共有することこそ、「治療者側の対峙すること」と言えるかもしれないが、患者さんとはするべきことがかなり違う。 その視点で、ダラダラと大量多剤で治療を行う状況に至るのは、「精神病と言う生物」に治療者が押されてしまっているのである。 つまり