24時間の投与間隔で持続的な治療効果が期待される新規のDNRI 大日本住友製薬株式会社の米国子会社であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクは9月20日、注意欠如・多動症(ADHD)治療剤として米国で開発中のdasotraline(開発コード:SEP-225289)について、6歳から12歳の小児のADHD患者を対象としたフェーズ2/3試験(SEP360-202試験)において、4mg/日投与群で主要評価項目を達成したことを発表した。 ADHDは、不注意、多動性・衝動性を特徴とする発達障害だが、米国では4歳から17歳の小児のうち約11%がADHDと診断されている。ADHDの小児の60%は、成人期まで症状が継続すると言われており、米国では18歳から44歳の成人の4.4%は、ADHDによる症状や障害を患っているという。 dasotralineは、サノビオン社の自社開発品であり、ドパミンおよ