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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (220)

  • 海軍日記、遺族のもとへ - Apeman’s diary

    2月19日の朝日新聞(大阪社)朝刊に載っていた記事ですが、調べた限りでは asahi.com にはないようです。 父帰る 日記となりて 68年ぶり、豪から娘へ 南方戦線で戦死した旧日兵の「海軍日記」が、68年ぶりに、広島県福山市に住む一人娘のもとへ戻った。戦線から持ち帰ったオーストラリア兵の遺族がシドニーの日総領事館に調査を依頼し、判明した。 (原文の「海軍日記」の後にある鍵マークを省略) 「海軍日記」とは海軍の監修で発行されていた日記帳で、大量に発行されたものの海没や没収により持ち帰られたケースは希で、靖国偕行文庫にも1冊しか所蔵されていないそうです。総領事館に調査を依頼したのは日記を持ち帰ったオーストラリア兵の義理の娘。日記に添えられた手紙には「持ち主に返却されねばならないという大きな責任を感じ、心に重くのしかかっていた。親族が見つかったと知らされ、うれしい」と書いてあったそうで

    海軍日記、遺族のもとへ - Apeman’s diary
  • 家畜を飼わなくても捕虜は管理できます - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110215/1297760957 『アーロン収容所』を読んだのはずいぶん前のことなので、そんな一節があったことなんてすっかり忘れてたよ。いま読み直してみればより面白いかな、と思って探してみたけど見当たらない。ということは父がもってたのを読んだのかな? 既にブコメで書いておいたことだが、この手の似非文明論にはきっちり反論しておくべきだと思うので、改めて。 牧畜の経験云々は七平メソッドのネタの一つだという時点ですでに眉につばすべきであるわけだが、日露戦争で日軍が捕虜にしたロシア人が86,663人(そのうち79,454人を国内で収容)、第一次世界大戦時に捕虜にしたドイツ人が4,484人(国内で4,697人を収容、なお他にオーストリア人捕虜などがいる)で、それだけの数の捕虜をきちんと管理し処遇できたという歴史的な事実によってたちど

    家畜を飼わなくても捕虜は管理できます - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/02/16
    "アジア・太平洋戦争期の日本軍が行った捕虜虐待の第一の原因は「捕虜を国際法に則って処遇しない」という意思決定にある/「ゴボウ」伝説同様、戦争犯罪を「不運な巡り合わせ」に矮小化しようとする目くらまし"
  • 『東京裁判における通訳』ほか - Apeman’s diary

    武田珂代子、『東京裁判における通訳』、みすず書房 出た時から気になっていただが、ようやく読んだ。カバーのキャッチ・コピーより。 書では、東京裁判の通訳について誤解を正す意味で、いったい誰がどのように通訳業務を遂行したかについて、さまざまな事実を掘り起こすことを第一の目的とした。 日米両国で入手した資料やインタビューを基に通訳作業の全体像に光をあてるとともに、通訳体制の三層構造、通訳手順成立の過程、二世モニターの複雑な立場といった、東京裁判通訳における際立った特徴に焦点を当てた考察を行う。 書の第二の目的は、東京裁判通訳に関する事象を、通訳・翻訳学における理論や概念を基に分析・解説することである。 (後略) 「三層構造」とは最下層に日人通訳者が位置し、それを日系二世の軍属がモニターし、最上層にヨーロッパ系アメリカ人の士官が言語裁定官、言語部長として位置するという構造を指す。 判決を左

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  • 「自殺多発…自衛隊の闇」ほか - Apeman’s diary

    29日放送の「証言記録 兵士たちの戦争」シリーズ、「沖縄 終わりなき持久戦の結末 〜陸軍第24師団〜」。同師団からは南方へ派遣する部隊を組織するために一部が抽出されており、それを現地召集者で埋めたため、北海道(旭川歩兵第89連隊、同連隊から抽出された第3大隊はサイパンに派遣されたので、もちろん全滅)出身の兵士と沖縄出身の兵士とが混在していた。紹介された証言によると、沖縄出身の初年兵に対して、沖縄出身である以上「郷里を守る義務がある」と称して繰り返し切り込み攻撃への参加を命じた中隊長がいたとのこと。好意的に解釈するならば沖縄を「土決戦のための捨て石」ではなく防衛すべき対象と考えた現場の指揮官がいたということになるのかもしれないが、以前からの部下よりも新しく現地招集された兵士の命を軽く見たというのが真相に近いのではないだろうか。また、部隊の撤退に際して殺されるはずだったのに衛生兵が静脈を外し

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  • ボールは菅政権に投げ返された - Apeman’s diary

    今日の朝日の報道ではアメリカのキャンベル国防次官補が普天間飛行場の移設について「我々は再び期限や時期を設けることはしない」「我々は、これは日の国内問題と認識している」と発言したとされていますが、来日していたゲーツ国防長官はもっと踏み込んだ発言をしていたようです。 New York Times, January 13, 2011, "Gates Signals U.S. Is Flexible on Moving Air Base in Japan" TOKYO ― Striking a conciliatory tone on an issue that has divided Japan and the United States, Defense Secretary Robert M. Gates said Thursday that the Obama administration

    ボールは菅政権に投げ返された - Apeman’s diary
  • 「レクチャー 第一次世界大戦を考える」シリーズ新刊 - Apeman’s diary

    昨年2冊が刊行された人文書院の「レクチャー 第一次世界大戦を考える」の新刊2冊がまもなく刊行されるようです。 山室信一、『複合戦争と総力戦の断層 日にとっての第一次世界大戦』 藤原辰史、『カブラの冬 第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆』 当ブログでは第一次大戦をとりあげることは滅多にありませんが、前者は「日にとっての第一次世界大戦」というサブタイトルが関心をそそります。また、ナチスは第一次大戦の“反省”を踏まえて第二次大戦では国国民の生活安定に注力したわけですが、それをホロコーストの要因(の一つ)と考える研究者もいます。

    「レクチャー 第一次世界大戦を考える」シリーズ新刊 - Apeman’s diary
  • 日本外交のニヒリズム - Apeman’s diary

    12月24日の朝日新聞(大阪社)朝刊、「イラク戦争検証 日は」より、谷内正太郎・元外務事務次官のコメント。 日にとって最も重要な同盟国の米国が、国際社会の反対を顧みず武力行使に踏み切ろうとしている時、「やめておけ」という態度は取り得ないのではないか。同時に私は、サダム・フセインが自国民を抑圧することへの怒りがあったので、「米国がやるから嫌々従う」のではなく、日はもっと積極的にかかわるべきだと考えていた。 「媚中」というフレーズが大好きな特定日人がいるわけだが、こういうのをどう思うのだろうか。米国が国際社会の支持を得て武力行使に踏み切ろうとするときに「やめておけ」とは言えない、というのならまだわかる。しかしこれじゃあ「日アメリカと心中だって辞さない」宣言じゃないか。 興味深いのが、こうしたポチ路線を人道主義によって正当化しようとしていること。しかしこれが欺瞞に過ぎないことは明白

    日本外交のニヒリズム - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/25
    『サダム・フセインが自国民を抑圧することへの怒り』なんていうセリフはイラク国民保護に全力を尽くした者だけが許されるもので単に対米追従に汲々としてただけの輩が口にしても白々しいだけです!(# ゚Д゚)
  • 「最終的解決」はむしろ現在進められつつある - Apeman’s diary

    ツイッターではすでに指摘しておられる人もいるが、念のためこちらでも。「最終(的)解決」という用語は日の同盟国であったドイツの国家犯罪の(当事者が用いた)婉曲表現であるがゆえに注意を要するものではあるが、戦後補償問題という文脈においてはより切実な問題がある。先日、名古屋空襲で両足を失った女性の妹の「国は戦災傷害者が死ぬのを待っている」という言葉(を伝える記事)を紹介した。名古屋空襲の被災者は他地域の戦争被害者とともに今年「全国空襲被害者連絡協議会」を結成して国に補償を求める活動をしているが、国内外で公的な補償を求めている人々が共通して口にするのが「日政府はわれわれが死ぬのを待っているのではないか?」という言葉だ。日政府の中で特定の個人が明確にそうしたことを意識して対応を決めているかどうかは別として、従来とおりの不作為を続けることがどのような結果につながるかは明白である。したがって、戦後

    「最終的解決」はむしろ現在進められつつある - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/16
    責任の重さって権限のそれと比例する筈なのでその辺一緒くたにされても困る/車で人を轢いた側が金だけ出して好き勝手放言してたら全て台無しに。下手すると金を突っ返されかねない。
  • 第6師団下士官の手帳、発掘 - Apeman’s diary

    コメント欄でkiriko_mさんからNHKのローカルニュースで報じられたことをご教示いただきましたが、西日新聞でも報じられておりました。 西日新聞 2010年12月8日 「南京事件の従軍手帳入手 熊大教授ら」(魚拓) 1937年の日中戦争で旧日軍が関わった「南京事件」で、熊近代史研究会(会長=小松裕・熊大教授)は7日「中国人捕虜300人、全員を殺した」と解釈できる書き付けがある熊県出身兵の従軍手帳を入手した、と発表した。 (中略) 手帳には、南京が陥落した37年12月13日に戦闘に参加したとの記載があり、翌14日の箇所に「約三百捕領ス 全部殺ス」と書かれていた。会は「前日の戦闘での捕虜300人を第6連隊が受け取り、翌日全員殺害したと考えられ、国際法上、不法な『虐殺』とみなせる」と話した。 南京事件の犠牲者数や、戦争中の不法殺害(虐殺)の定義には諸説あり、立命館大の北村稔教授(

    第6師団下士官の手帳、発掘 - Apeman’s diary
  • 「65年目の「遺言」」連載開始 - Apeman’s diary

    昨日12月5日から朝日新聞朝刊で「65年目の「遺言」」と題する連載が始まった。第1回は名古屋空襲で両足を失った女性への取材。 季節の変わり目や、雨が降る前、両足のつけ根に痛みが走り、生きながらに体を焼かれたあの日がよみがえる。 「死ぬまで戦争に追いかけられるのでしょうか」。岐阜県多治見市の老人介護施設で松野和子さん(83)は年数回、一睡もできずに朝を迎える。17歳9ヶ月の時、両足を切断してから65年を過ぎた。 (……) 6年前、老人介護施設に入った。認知症がすすみ、記憶が薄らいでいくのを自分でも感じる。それとともに、「長生きできただけでも幸いだ」と口をつくようになった。月2回面会にいく妹良子さんの思いは複雑だ。「認知症になって初めて自分を幸せと思える国なんて。国は戦災傷害者が死ぬのを待っている」 (……) 和子さんは言う。「昔の嫌なことはずいぶんと忘れた。でも、戦争が終わり、民主主義の国に

    「65年目の「遺言」」連載開始 - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/07
    空襲などによる被害は国の選択の結果でもあり(戦争反対者を弾圧したし)、ある程度責任を負う必要があると思う。まるで調査もしないという姿勢は許されるべきでないと思う。
  • なにが一次的な問題か(追記あり) - Apeman’s diary

    MSN産経ニュース 2010.12.5 「朝鮮学校への抗議デモ参加者に飛びかかり妨害 27歳男を逮捕」 デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。 (後略) 「デモに参加していた60代の男性」って、まるで末端の参加者みたいですが、実際には飛びかかられたのは西村修平のようです(デモを支持するブログに写真もアップロードされていますが、逮捕された男性の顔を鮮明に写した写真もアップロードされているため、ここではソースは示しません)。「主権回復を目指す会」はこのデモに「共闘団体」として名を連ね、「不逞鮮人は地上の楽園に帰れ!」といった主張を掲げているわけですが、こうした事実をオミットするとずいぶん違う印象を受

    なにが一次的な問題か(追記あり) - Apeman’s diary
  • 時間を超えた想像力 - Apeman’s diary

    時間、といってもたかだか70年ほどのこと。 当はこういう比較はしたくない(し、すべきでもない)のだが、在日「朝鮮」人や「朝鮮」学校の生徒(およびその保護者)が一糸乱れず北朝鮮を無批判に支持しているとかそろいもそろってコントロールされているかのような妄想をだだ漏れにする輩が後を絶たないので。ちょっと想像してみてほしい。70年ほど前の日系アメリカ人(日系アメリカ軍将兵や在米アメリカ人を含む)が当時の大日帝国−−「現人神」なる観念を公式に唱え、「神風」を頼りに人間が操縦する航空機を敵艦に突入させ、爆薬を抱えた歩兵を敵戦車に突っ込ませ、“女子供”や年寄りに鎌や鉈を持たせてまで「土決戦」をやると叫んでいた、自らのルーツ−−に対してどのような思いを抱いていたであろうか、を。妄想に凝り固まった狂信的、抑圧的な軍事国家などあっさり見捨て「敵」と割り切って叩き潰すのが当然だろJK! と思うのか、あんた

    時間を超えた想像力 - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/11/27
    まぁこじらせる前の人が読めば十分意味があると思いますが……ワクチン的な感じで。
  • ベルーフへの自覚 - Apeman’s diary

    一日経って、新聞その他も徐々に「暴力装置」が官房長官オリジナルのタームでないことは無視できなくなってきたようですが、いろいろと悪あがきをしている人もいます。 その一例として「自衛官の感情」を云々する人々がいますが、例えば「教育は国家のイデオロギー装置」と言われて腹を立てるような教師は100%ろくな教師ではないのであって、どうやって辞めてもらうかを早速検討すべきです。警察が「暴力装置」であるという自覚のない警察官は例えば任意取調べの参考人に対して「警察をなめとったらあかんぞ。殴るぞ」「一生を台無しにするぞ」「家族までいったる」などと口走ってしまうわけです。その意味で、今回の件は自衛隊および国民にとって格好の教材にできたはずです。間違っても「自衛隊は暴力装置なんだからご機嫌とらなきゃねウフ」なんてことを考えるのではなく。

    ベルーフへの自覚 - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/11/20
    与野党問わぬどころかマスコミに到るまでの低レベルぶりは海外メディアで物笑いの種になってるだろうなぁ……ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
  • 「教育内容が問題」というのなら…… - Apeman’s diary

    朝鮮学校への無償化適用問題をめぐっては、「この社会が個別の学校の教育内容にかくも関心を持っていたのか!」と新鮮な驚きを覚えたものですが、せっかくですからその関心を陸上自衛隊小平学校にも向けてもらいたいものです。なにしろ学生は授業料を徴収されるどころか、給料を(もちろん税金から!)もらいながら教育を受けてるわけですから。 小平学校の人事教育部長、池田整治一等陸佐については碧さんがフォローされているのでご存知の方も多いでしょう。その碧さんから今月初めに池田一等陸佐のメルマガ(4月26日、「サクラ・サクラ」)について情報提供をいただきました。 しょっぱなから「百匹目の猿現象めざし」とか「私は自分で出版したマインドコントロールを3回繰り返して読んで、心から腑に落ち」などと飛ばしております。「マインドコントロール」というのはもちろん自分自身の著書『マインドコントロール――日人を騙し続ける支配者

    「教育内容が問題」というのなら…… - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/10/25
    田母神俊雄とか池田整治等のトンデモさんの何が拙いって教育に首突っ込んでるところがモウ……/通った跡にフルーティな香りを残すミニッツ元帥
  • 「原爆被爆者対策基本問題懇談会」議事録、続報 - Apeman’s diary

    8月に東京新聞が報じていた「原爆被爆者対策基問題懇談会」の議事録について、今日の朝日新聞が報じている。 asahi.com 2010年10月25日 「被爆者補償、歯止めありきの議論「財政破綻恐れた」」(魚拓1ページ、2ページ) asahi.com 2010年10月25日 「被爆者補償議事録「一種のたかり」「何でもない人多い」」(魚拓1ページ、2ページ) asahi.com 2010年10月25日 「被爆者補償阻止、旧厚生省が議論誘導 30年前議事録」(魚拓1ページ、2ページ) なるほど、格的な補償のためには財源が必要であり、官僚が「財政破綻を恐れた」と釈明するのは理解できなくもない。しかし問題が「財政」であるならそう正直に言えばよいのであって、「ぴんぴんして何でもない人もずいぶん多い」だの「センチメンタルなものを長々と読みまして、せっかくの時間を浪費してしまった」だの「一種のたかりの構

    「原爆被爆者対策基本問題懇談会」議事録、続報 - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/10/25
    『問題が「財政」であるならそう正直に言えばよい/戦争被害は「国民が等しく受忍しなければならない」のだとすれば、戦後補償のための負担を「等しく受忍」する(特別税を新設するなど)という途だってあったはず』
  • デヴィッド・アーヴィングの「ヒトラー・ツアー」 - Apeman’s diary

    実家でとっている毎日新聞で見たニュースですが、ネットではいまのところ日語の報道を確認できていません。 BBC NEWS, "Holocaust denier Irving in Poland for Hitler tour" Telegraph.co.uk, "David Irving claims Poland should be 'grateful' for his Nazi tours" Telegraph.co.uk, "Controversial historian David Irving outrages Poles with death camp tour" イギリスのホロコースト否定論者、デヴィッド・アーヴィングが「ヒトラー・ツアー(ナチ・ツアー)」のためにポーランドに到着、とのこと。最後のテレグラフ紙の記事によれば、ロンドンのポーランド大使館はポーランド当局がこのツア

    デヴィッド・アーヴィングの「ヒトラー・ツアー」 - Apeman’s diary
  • しらじらしさの見本 - Apeman’s diary

    YOMIURI ONLINE 2007年10月7日 「72年沖縄返還時、「核密約」示す米公文書を発見」 1972年の沖縄返還後に、米軍が有事に際し核を持ち込むことを認めた「密約」が、69年11月に当時の佐藤栄作首相とニクソン米大統領の間で行われた首脳会談で取り交わされていたことを裏付ける米政府の公文書が6日、見つかった。 密約については、佐藤首相の私的な密使として対米交渉にあたったとされる京都産業大教授の若泉敬氏(故人)が著書で明らかにしていたが、日政府は存在を否定している。密約の存在が米側の公文書で初めて明示的に裏付けられたことになる。 (後略) まあこれも先日とりあげた“CIAが岸信介(自民党)に資金供与を”と同じく、なにをいまさら的ニュースではあります。「西山事件」で問題になった方の密約同様、リアルタイムで半ば公然の秘密だったわけで。もちろん、それが米公文書の公開で裏付けられるとい

    しらじらしさの見本 - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/09/13
    ETV特集絡みで若泉敬で検索かけたらこのエントリーに。下手なホラー映画なんか足元にも及ばない程の恐怖がココにある!
  • A級戦犯の合祀手続きについて検討会(追記あり) - Apeman’s diary

    毎日jp 2010年9月8日 「原口総務相:A級戦犯の合祀手続き検証へ、省内に検討会」(魚拓) この問題については以前エントリを書いたはず、と思って確認したらちょうど4年前の今日だった。 原口一博総務相は7日、靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)される過程で国がかかわった行政手続きに問題がなかったかを、国として初めて検証する考えを明らかにした。有識者や政務三役などによる検討会を近く総務省に設置する方針。靖国神社は合祀について「国の事務手続きに従った」と主張しており、過去の行政手続きが不適切だとされた場合、合祀の有効性が問われる可能性もある。 (中略) 原口氏は7日の総務省政務三役会議で、71年の通知について「(合祀事務協力の)行政的な手続きが無効であるとすると、(その後にA級戦犯が)合祀されている史実自体が、歴史の事実と違うことになる」と指摘。「行政手続きに瑕疵(かし)があったとすれば、今ま

    A級戦犯の合祀手続きについて検討会(追記あり) - Apeman’s diary
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    dimitrygorodok 2010/09/11
    記事本体は勿論コメント欄も興味深い。じっくり読んでいきたい。
  • 『なぜ人はニセ科学を信じるのか』の誤訳 - Apeman’s diary

    マイクル・シャーマーの『なぜ人はニセ科学を信じるのか』(早川文庫、I・II、原題は Why People Believe Weired Things)は疑似科学批判の入門書としてよく読まれているで、しかも批判対象の中に歴史修正主義(ホロコースト否定論)が含められているという点で興味深いでもあるのだが、先日東京裁判判決の和訳を問題にしたことでこのに誤訳があることを思い出したのでメモ。 ホロコースト否定論を扱ったII巻の186ページ。「目的論派と機能論派の議論」とあるがこれは通常「意図派と機能派」と訳される。「機能論」はまだしも、「目的論」は teleology の訳語として定着しているので、intentionalist の訳としては間違い。もう一つは185ページ。 (……)一九九六年、ダニエル・ゴールドハーゲンが『ヒトラーお抱えの死刑執行人たち』の中で、「ふつう」のドイツ人や、非ナチス

    『なぜ人はニセ科学を信じるのか』の誤訳 - Apeman’s diary
  • 荒舩清十郎の講演? - Apeman’s diary

    東大震災時の朝鮮人虐殺について、国会ではどのような議論がなされてきたかを調べていてたまたま発見。1990年(平成02年)06月01日参議院内閣委員会での発言。 ○吉岡吉典君 官房長官出席の委員会ですので、今話題になっております朝鮮人強制連行問題について最初に少しお尋ねしておきたいと思います。 まず最初に、次の三点についてお答えを願いたいと思います。それは、強制連行問題の調査ではこれまでこれに関連することで政府は調査なさってきたことがあるのかどうか、これが第一点です。第二点は、名簿はともあれ、強制連行した朝鮮人の人数の概数ぐらいは現在わかっているかどうかということです。三番目の問題は、この調査というのは、名簿づくりだけなのか、それとも朝鮮人の強制連行の非常にひどいやり方、また連行されてきた在日朝鮮人がいかに大変な苦難を強いられたか、こういうことをも含めて調査なさるのかどうなのか。以上三点、

    荒舩清十郎の講演? - Apeman’s diary
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/09/01
    『一九六五年十一月二十日の講演/徴用工に戦争中連れてきて成績がよいので軍隊に使ったが、この人の中で五十七万六千人が死んでいる/朝鮮の慰安婦が十四万二千人死んでいる』