通学定期券を購入する際、全国のJRでは、年度ごとに通学証明書の提示が必要で、毎年春に窓口が混雑しますが、JRグループ6社は、これを簡略化し、来年度以降は一度の証明書提示で卒業まで済むようにすることを決め、利用者の利便性向上が期待されています。 全国のJRグループ6社の通学定期券の利用者は入学時だけでなく、年度が替わるたびに、窓口で高校などから発行してもらった「通学証明書」などの提示が必要です。 このため、年度が替わる3月から4月上旬にかけて、全国の駅窓口では通学定期を求める人で混雑する事態が頻繁に発生していました。 JRグループ6社は、こうした状況を改善しようと、入学時などに一度証明書を提示すれば、卒業予定の時期まで、その後の提示は不要にすることを決めました。 利用者は入学時に一度証明書を提示して「新規」の定期券を購入しその後は券売機などで「継続」扱いの定期券購入ができるようになります。