北朝鮮の憎悪表現、すなわちヘイトスピーチが激化している。 5月2日、北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」は、オバマ米大統領に対する人種差別発言を掲載した。引用するのも憚られるような酷い内容だが、いくつかの部分を要約して抜粋する。 「オバマのみすぼらしい姿を見るとおう吐ではらわたが煮えくり返る」 「見れば見るほどアフリカ原始林のサルそのもの」 「顔付き、行動から血統が明らかでない雑種」 「人間の初歩的な容貌も備えない醜物」 「アフリカ自然動物園の猿の群れの中で、見物客が投げるパン屑をあさりながら生きるべき」 罵詈雑言をお家芸とする北朝鮮とはいえ、国営メディアが発信する内容にしてはあまりにもお粗末で醜悪に尽きるの一言だ。記事は「一労働者の声」という形をとっているが、全てがオバマ氏に向けての罵詈雑言であり、「誤解を招く表現」や「失言」のレベルではない。 これに先立ち、朝鮮中央通信は、国連北朝鮮人