7日開業したユニクロ台湾1号店=台北市信義区、村上写す 【台北=村上太輝夫】ユニクロの台湾1号店が7日、台北市内で開業した。所得水準が高く、日本ブランドが広く支持されている台湾だが、ユニクロの出店は、すでに50店舗以上がある中国に比べて大きく出遅れた。今後はペースを上げ、日本並みの密度まで店舗を増やす方針だ。 今回の出店は百貨店「統一阪急」の地下1階。開店前から徹夜組を先頭に2500人が並んだ。 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は6日、台北での記者会見で「近所にユニクロがある、という状況を目指したい」と明言。台湾の出店計画は「100店舗は超える」と語った。 もともと台湾は、対中貿易を厳しく規制していた。1980年代末から緩和したが、繊維分野は産業保護の意味もあり、中台関係が改善した今も輸入禁止品が多い。 この輸入規制が、外資系アパレルチェーンが台湾進出に