Linuxユーザであれば、ほとんどの人がGNU Wget についてご存じのことと思う。 しかし、wget コマンドにURLを引数として渡して個別のファイルをダウンロードするという使い方以外にも、デスクトップアプリケーションと一緒に活用する方法もあるということはご存じだろうか。少々準備が必要ではあるものの、Wgetをお気に入りのブラウザやデスクトップアプリケーションと 簡単に統合することができるのだ。また、スクリプトの中でWgetを使うことによって、カテゴリごとにバッチ方式でダウンロードを行なったり、耐故障性を持たせたりすることもできる。この記事では、Wgetをあなたの思い通りに働かせる方法を紹介する。 ダウンロードしたいファイルが複数あり、そのURLがあらかじめ分かっている場合には、Wgetの「-i」オプションが役に立つ。 「-i」は、Wgetに(コマンドライン引数からではなく)ファイルか