若者が集まる、東京・渋谷。 街なかにある映画館を訪ねました。 河野 「戦争の映画で話題になっているということなんですけれども、人がたくさん。 ロビーに人があふれています。 特に若い人が多いですね。」 客席は満員、立ち見客も出ていました。 映画「野火」。 作家・大岡昇平さんの原作をもとに、戦争体験者の取材を加えて作りました。 太平洋戦争末期のフィリピンの戦場、日本兵の姿が描かれています。 映画『野火』より “しかしまあ、食料も銃もねえし、困ったもんだよな” 映画『野火』より “俺たちはニューギニアじゃ人肉まで食って苦労してきたんだ” 映画『野火』より “俺がお前を殺して食うか、お前が俺を殺して食うか” 生と死の狭間の極限状態に置かれた人間を通して、「戦争」が描かれています。