畜産が盛んな鹿児島県で14日、せりにかけられる寸前の牛が家畜市場から逃げ出して一時、行方がわからなくなりましたが、川の中にいるのが見つかり、およそ6時間後に捕獲されました。 14日の朝、畜産農家がせりにかけるため、鹿児島県霧島市にある「姶良中央家畜市場」に搬入し、トラックから降ろしたところ、急に暴れだしました。 市場の関係者によりますと、畜産農家ら数人が必死に落ち着かせようとしましたが、これを振り切って逃げ行方が分からなくなりました。 その後、市場から1キロほど離れた天降川にいるのが見つかり、連絡を受けた警察官と消防署員が現場にかけつけました。 牛は水につかりながら下流へ移動し、目撃者によりますと、深みで犬かきをするように泳いでいたということです。 警察官らが牛を包囲するなどして川岸に追い込み、およそ6時間後にようやく捕獲されました。 目撃した男性は「孫が『おじいちゃん、牛が泳いでいるよ』