Service Pack(以下SP)は、過去に公開されたセキュリティ修正やバグ・フィックス、一部の新機能などをパッケージ化したものだ。Windowsアプリケーションや、デバイス・ドライバ、セキュリティ修正、バグ・フィックスなどのソフトウェアは、SPの適用レベルを動作条件として限定するものも多いので(Windows XP SP2でのみ利用可能、など)、SPの適用レベルはOSのバージョンに準じる扱いになっている。 基本的には、新しいSPが登場したら検証を実施して、重大な不具合が発生しないことを確認してから実環境のコンピュータにインストールする。中でも特にサーバに対するSPインストールでは十分な検証が必要である。サーバ・システムに対するSPインストールで何らかのトラブルが生じると、その影響は深刻だからだ。だが(テスト環境で)いくら検証を重ねても、実際のサーバに適用した途端に致命的な障害が発生する