ここ一週間の日本経済新聞の社説や記事がいささか異様なのであります。 普段は政治にはあまり関心がなくもっぱら経済関連の報道が中心なのに、ここ一週間は安倍政権批判の社説や記事が、朝日も真っ青なハイテンションで連日のように紙面を覆っています。 どうやら本気で安倍つぶしに走り始めた日経記事の猛攻について、検証しておきましょう。 ●一連の久間氏辞任劇で全面に安倍政権批判を展開して突出する日経社説 まず一連の久間氏辞任劇で日経社説は異彩を放ち始めます。 7月2日の社説。 社説2 またも立場忘れた久間発言(7/2) http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070701AS1K0100101072007.html この社説で日経は結語で久間氏の辞任を強く促します。 国の安全保障・危機管理のうえで防衛相の職責は重い。久間氏には既に何枚かのイエローカードが出ている。今回
マイクロソフトは27日、産経新聞グループと提携し、共同ブランドのニュースサイト「MSN産経ニュース」を10月1日に開設すると発表した。現在、マイクロソフトが毎日新聞社と共同で運営している「MSN毎日インタラクティブ」は9月30日に終了する。 現在、産経デジタルが運営する産経新聞のサイト「Sankei Web」は、新たに開設される「MSN産経ニュース」に統合される。一方、産経デジタルが運営している「iza(イザ!)」「SANSPO.COM」「ZAKZAK」などのサイトについては、従来通り独立したサービスとして運営を続けるという。 また、27日には、2004年4月からマイクロソフトと毎日新聞社が共同で運営してきた「MSN毎日インタラクティブ」を9月30日で終了すると発表。毎日新聞社では10月1日から、新たな総合情報サイト「mainichi.jp」を開設すると発表している。 ■ URL ニュース
小女子(コオナゴ)殺害予告犯の何がいけなかったのか 2ちゃんねるに「小女子焼き殺す」と殺害予告した男が、懲役1年6ヶ月を求刑されたそうである。これに対して行き過ぎだとか、表現の自由の侵害だといった意見もあるだろう。僕が思うにこの事件で彼がいけなかったのは、すごく単純なルールを破ったことだった。つまりそれは、 「ガチな大人をからかっちゃいけない」 ということである。からかう、揶揄するといった行為は、テレビなどで芸人が大物タレントに対して平気でやったりして、多くの人の感覚がズレてきている部分はあると思うのだが、本当の姿を知らない人が多いというのは仕方がないことかもしれない。 毒舌で知られる芸人なんかは、収録前に大物タレントの楽屋に必ず挨拶に行くし、収録が終わった後も失礼があったら詫びに行くのが普通である。それで「あそこをOAするのはちょっと…」という話になれば、編集でカットする。それを怠ると、
小林広「手記 私はなぜ社説を盗用したか」 衝撃的な内容だった。 ひょっとして事件当時こうした背景はどこぞで解説されたのかもしれないが、少なくともぼくは全く知らなかった。いやまったく地方紙がこの通りであれば、地方紙の存在基盤を揺るがしかねないことなんじゃないかと思った。それともこれは「常識」なのだろうか? しかし問題の核となる「資料版論説」について、ググってみてもヒットしたのはたった1件だった。このネットの大海のなかでたった1件だとよ! しかもそのヒットしたっつうのはよりによって共同通信社の編集委員室のページで、そこでは「資料版論説」というものを別に問題視するわけでもなく、ごく日常の言葉として「資料版論説」というものについてふれているのであった。 この事件は07年2月に山梨日日新聞社の論説委員長が他社の社説を多数盗用していたとして懲戒解雇となったものだ。同社のホームページにそのことについての
日経ビジネス・オンラインの後編の記事に読者からツッコミが入って、編集部が訂正した。最初のバージョンでは「(『あるある』の)番組制作費3200万円のうち、下請け、孫請けのところには860万円しか支払われていなかった」と書かれていたが、この表現はおかしい(私もウェブに出てから気づいた)。 関西テレビの調査報告書(p.109〜)によれば、約3200万円の番組制作費のうち、関テレが「プロデューサー費」として55万円とり、3100万円余を下請けの日本テレワークが取り、孫請けのアジトのVTR制作費が860万円ということになっている。したがって「番組制作費3200万円のうち、孫請けのところには860万円しか支払われていなかった」と書くのが正しい。 しかし、この調査報告書の数字はおかしい。局側の取り分が、わずか55万円ということは考えにくい。『文藝春秋』4月号の記事によれば、実態は次のようだ:花王が電
「週刊現代」(4月21日号)に「ためしてガッテンに捏造疑惑!」という記事が掲載されていますが、番組でデータの改ざんや捏造をした事実は全くありません。NHKは「週刊現代」に強く抗議し、謝罪と訂正を求めています。 以下に、その経緯をご説明します。 この番組は、昨年4月5日に放送された「常識大逆転!体脂肪の新改善術」です。番組では、食事や運動などの生活改善によって内臓脂肪を減らすことができることや、内臓脂肪がある程度減れば、動脈硬化を防ぐ働きがあるアディポネクチンと呼ばれる物質が血液中に分泌されることをご紹介しました。尼崎市の保健師の指導で2年間、生活改善を続け、血中のアディポネクチンの値が増えた人の例も番組で紹介しました。 週刊誌の記事に書かれている実験は、尼崎市でメタボリック症候群を改善するために行われている生活指導を4人の市職員に受けていただいたものです。その結果、ウエストや体重が減り、血
Home Log RSS 事件報道のリソースに「恣意的な映像」を加えていたマスコミ、それを黙認するマスコミ。 Home > 2008-10 / > This Entry 2005-11 / マスコミ関係 > This Entry [com : 30][Tb : 20] 2005-11-21 <筆者注> 今回のエントリは、あくまでも犯罪報道の影で生み出された「恣意的な映像」というものに焦点を当てて論を進めます。犯罪加害者擁護というつもりは全くないので、その辺りを誤読しないようにお願いします。 「格闘する読売ウイークリー編集部」のブログに、このような記述が掲載されていた ↓ ■いったいどうなっているのか(格闘する読売ウイークリー編集部)(googleキャッシュ)(スナップショット) (筆者注:批評のための資料のという位置付けで、全ての文章を引用) 女子高生がタリウムを母
東京放送(TBS)は3月13日、格闘技番組で「ファンの声」などとして紹介したネット掲示板の映像について、「番組担当者が作成したもの」だったことを明らかにし、「紛らわしい映像で、視聴者に迷惑をかけた」と謝罪した。 「2ちゃんねる」(2ch)などでは、映像を見たユーザーから「実在しない掲示板では」などと疑問の声が相次いでいた。TBSは「ねつ造ではない」と否定し、今後は「イメージ映像であることを明確に表示するよう厳しく指導していく」としている。 映像は、12日に放送した「HERO'S 2007 開幕戦」で桜庭和志選手を紹介する際に流れた。昨年大晦日の試合が相手選手の反則で無効になった問題に絡み、「(桜庭選手が)ファンとともに築き上げてきた戦いの歴史に泥を塗られた」というナレーションとともに、掲示板サイトの書き込みを映した。 掲示板は2chにそっくりなデザインで、「昔は桜庭に夢中だったのにな。もう
TBSが2007年3月12日に放送した「総合格闘技HERO’S 2007開幕戦」のなかで、事実上の「捏造」映像が放送されていた。J-CASTニュースの取材に対しTBSが明らかにした。「HERO’S 2007」に出場する桜庭和志選手を紹介する中で、ファンのコメントが書き込まれたインターネット掲示板と見られる映像が映し出された。しかし、こうした掲示板はインターネット上には存在せず、実際は担当ディレクターが作成していた。 2ちゃんそっくり掲示板に桜庭選手を批判する書き込み 番組では、桜庭和志選手を紹介する映像の中で、06年大晦日の「K-1 Dynamite!!」での秋山選手の不正を伝える夕刊紙などを映した映像の次に、“2ちゃんねるそっくり”のネット掲示板を映し出したが、そこに、「桜庭さん、がっかりです」「桜庭に、全盛期の興奮なし」など、桜庭選手を批判するような書き込みがあった。 しかし、その「掲
新聞の<われわれ>とはいったい誰か ジャーナリストの玉木明氏は、オウム真理教事件の直後に刊行された「ニュース報道の言語論」という本で、新聞記事の主語は、実は文面にはいっさい出てこない「われわれ」であると書いている。たとえば、次のような記事の文例を見てみよう。「強引とも言える捜査は、小さな山村の集落の住民を相互不信に陥らせ、人のつながりを壊した。警察への憤りも広がっている」(二月二十三日、鹿児島県議選買収無罪判決の記事から)。この記事で警察に憤っているのは、誰なのか。ここで憤っているのは、実は書いた記者個人という「わたし」なのだが、しかし記事の文脈では「私が憤った」とは書かれていない。あくまでも社会全体の「われわれ」であるというスタンスを取って書かれているのだ。玉木氏は前掲の書籍で、以下のように書いている。 ある特定の観点を<われわれ>の観点とみなすこと、特定の主張を<われわれ>の名において
2007年02月22日 07:35 各官公庁では記者会見の内容を議事録や一部動画で記録し国民に知らしめているが、それらのチェックの中で気になる記録が目についた。【外務省で2月20日に行われた六者会合に関する記者との会見の議事録】だが「これはギャグか?」と思えるような内容だったのだ。その内容から派生する形で、最近マスコミの報道で気になっていることを簡単にまとめてみる。 (問)六者会合ですが、日朝の作業部会についての調整はどのように進んでいるのでしょうか。 (外務大臣)調整は進んでいます。新聞記者に分からないように。 (問)平壌なり東京なりで開催する形になるのでしょうか。 (外務大臣)場所も知っているけれども言わない。 (問)人選については。 (外務大臣)人選についてもほぼ決まっているけど言わない。 (問)時期については。 (外務大臣)時期もほとんど分かっているけど言わない。 (問)開催に向け
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