「行動制限なし」が注目され、「5つの対策」はどこに行った?——今、現場で患者を診ている医療者はかなり危機感を発信しているのですが、政府も専門家の分科会も「行動制限なし」という方針を示しました。これは妥当だと思いますか? 「行動制限は不要」というフレーズをこのところ繰り返し聞きますが、この「行動」って何を指しているか明確ではないですよね。確かにこれまで、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は何度か出ましたが、日本では、海外のように個人の行動が強制力をもって制限されたことはないですよね。個人個人で自主的にやめたことはあっても。 ここでの「行動制限」とは、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」のことを指すのかもしれません。 しかし、「行動制限は不要」と聞いて、もしかしたら「飲み食いをする」とか「マスクを外す」といった「行動」を「制限する必要はない」という発信がなされたと捉えている人は多いような