(CNN) 胎児期から7歳ごろにかけて母親の携帯電話からの電磁波にさらされた子どもは、そうでない子どもに比べて注意欠陥、多動などの行動障害を示す割合が高かったとの研究結果を、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のチームが発表した。 研究は疫学と公共保健の専門誌JECHの最新号に掲載された。それによると、同大のリーカ・カイフェッツ氏らは2万8000人の子どもを対象に、母親が自己申告した携帯電話の使用状況と行動障害との関係を調べた。 妊娠中に携帯電話を使っていた母親のうち10%以上が、1日に4回以上通話したと申告。また50%近くの母親が、携帯電話のスイッチを常時オンにしていたと答えた。チームによれば、母親が携帯電話をよく使っていたケースほど、子どもに行動障害が現れやすいことが分かった。 同氏らは前回、デンマークの国家調査プロジェクトから得られた1万3000人の子どもたちのデータを分析し、同様の傾向