板橋区立美術館で開催中の 江戸文化シリーズ No.26「諸国畸人伝」展に行って来ました。 奇想の画家と辻惟雄先生に称された伊藤若冲、長沢芦雪、岩佐又兵衛、狩野山雪ら江戸時代の絵師たち。現在ではすっかり展覧会の顔へと成長。 勿論、彼ら以外にもおかしな作品を描いていた絵師は日本中に数多くいたはず。「奇想の画家」が扱い切れなかった「畸人」たちを紹介する展覧会。 絵師10人、驚愕の不協和音。 展覧会学級崩壊していないかと心配になり板橋まで行って来た次第。自由過ぎる絵師10人の作品を全て観終えた頃、自分の心の中に在る小さい殻の中で蠢いていた「何か」が表に出て来ること必至。 それではサクッと10人の畸人絵師ご紹介。 菅井梅関(すがい・ばいかん) 菅井梅関「鵞鳥図」文化9(1812) 紙本淡彩 一幅 仙台市博物館蔵 陸奥の国、現在の仙台市に生れた梅関。江戸→京都→長崎→大阪と各地を渡り歩きながら絵の修業