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ブックマーク / photographology.hatenadiary.org (23)

  • 未完の写真へ - はてなStereo Diary

    ■ ゼミ。サウンドスケープの発表。 昨日の続き ■杉写真ふたたび 先日の杉展のつけたし。彼の写真を見たのは実ははじめてだった。 写真集からも分かるように、これほどまでに実によく計算された、仕上げの完璧な個々の作品とその展示の仕方。たぶんこれまで見た写真展のなかでは五の指に入るものだと思う。 逆に、写真集からもすでに感じていたことなのだが、その作品の――個々の作品や一連の作品のコンセプトや作品を人が語る言葉も含めて――完結性には、他者が言葉を継ぐ余地をあまりにも残さない性格ゆえに、何かしらずるさというものを感じていた。こうした印象はたぶん実際に作品を見ても変わらなかった。いい意味でも悪い意味でも。 浅田氏のこの杉展の批評、この見事な批評=批判を読んで付け足すことはそれほどない。見事に終わらせてしまい、終わりを永遠にしてしまっている写真家のポジションは無敵である。決定的に未完と無際限

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  • カイロス、ハイコンテクスト - はてなStereo Diary

    ■斎藤論文参照項目 斎藤氏の用いるカイロス的時間とクロノス的時間についてはあれこれ議論がある。ここを参照。 ハイコンテクスト/ローコンテクストについてもホールを調べてみる。 文化を超えて (1979年) 作者: エドワード・T.ホール,岩田慶治,谷泰出版社/メーカー: ティビーエス・ブリタニカ発売日: 1979/03メディア: ? クリック: 7回この商品を含むブログを見る

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  • 洞窟、銀塩 - はてなStereo Diary

    ■洞窟 10+1サイトに岩面画の記事があった。参考図版として拾う。西ヨーロッパの洞窟のアーカイヴもある。 これとは別に考えているのだが、起伏ある面という特性以上に、洞窟では照明という問題もあるし、自身が影となって画そのものに重なり合うという問題もある。不均等に当たる光と光源、そして歪む影の問題からも考えてみたいと思う。洞窟の比喩の光源や影像のものいいはあまりにも均質なので。 この研究をしている院生の話を聞いていると、洞窟画の多くが非公開となり、その複製を鑑賞するのが典型となっていて、なにか倒錯した鑑賞形態があるようだ。周囲の人工的環境のなかに飛び地として残された洞窟、しかもそこは監視カメラや模造で間接的に見るという様態。 某学会の査読がいつもその他としか呼べない主題が多かった時期があり、ある時、洞窟画論文も打診されたことがあるが(断った)、なかなかどうして面白そうな鉱脈がありそうな気がして

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