北方領土はロシアが実効支配しているとはいえ、日本固有の領土です。そんな北方領土でも実は日本のメディアが視聴できるといわれています。実際に行って確かめるというのは困難なわけですが、実は、根室市や知床など北方四島に程近い地域では、ロシア語のラジオを傍受できます。 こうして、北方領土(色丹島、歯舞群島、国後島)は根室地域と非常に近い距離にあるという地理的条件ゆえに、日本のテレビ・ラジオ・携帯電話も受信できるというわけです。 日本のテレビとラジオが必要 北方四島に在住住民はロシア人が大半を占めているわけですが、ロシア本土から距離が遠すぎ、インフラ整備が進んでいないこともあり(ただしロシアのテレビ番組が全く見れないというわけではない)、日本からの情報を頼りに生活している人が大勢います。 その代表例が「天気予報」です。天気情報は北方領土用のものがなく、日本の北海道根室地方の天気予報を頼りにしています。