僕は小4、小5の頃、塾に行かず母に勉強を教えてもらっていました。 算数の勉強方法は、母がテキストを読んでくれて例題を解いて見せ、2人で類題をやる。そして演習問題を解いていく、という手順です。 しかし小5の秋頃、母が「あぁん?どーいう意味?何回読んでも問題の意味がわからんわ」と言い出しました。僕にはわかりました。記念すべき、僕が母の頭脳を追い抜いた日です。 それから母は「僕が間違えた問題を解き直すときに、解説を読みながらカンでヒントを出す人」になりました。 「えー?なにこれどうやって解くの?チッ」と母が言う度に、僕がテキストを読んで 「これはこういう意味で、こういう図を描いて、こうやるんだよ」と説明するようになりました。 当時は「ママ…最近、足手まといだな…」と思っていましたが、この 勉強したことを他人に話す というのが有名な勉強法であることを後に知りました。 算数がそこそこできるようになっ