CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
はじめに J2EEサーバの健康診断をする上で、GC(ガーベッジ・コレクション)の発生状況の把握は非常に重要です。GCの発生状況を監視することによって、メモリリークを発見したり、サーバの負荷状況を調べたりすることができます。 そこで、商用J2EEサーバとしてはシェアの高いWebSphere Application Serverを想定し、GCの解析方法とチューニングポイントを説明します。対象読者 WebSphere Application Serverを利用したシステム開発に携わる、開発者・アーキテクト。必要な環境サーバ:WebSphere Application Server 6.0以上解析用PC:IBM JDK 1.4.2以上がインストールされていること IBM JDK 5.0は、developerWorksのWebページからダウンロードできます。Eclipseとセットになっています。W
はじめに アセンブリ言語は、コンピュータのCPUが直接理解することができる命令である機械語を記号化した言語であり、機械語と対の関係にあります。アセンブリ言語の1文は1つの機械語に置き換わります。機械語は2進数だけで構成されるバイナリデータで、命令の意味を表すオペコードと呼ばれる値でCPUに指示を出しています。人間が直接機械語を読み書きする場合は、16進数を使うのが一般的です。どちらにしても、数値だけで表現されるプログラミングは人間が読み書きするには不向きなので、数値の代わりにアルファベットによる記号を与えたものがアセンブリ言語なのです。マシン後に対応したアセンブリ言語の記号のことをニーモニックと呼びます。 しかし、ニーモニックを学習するだけではアセンブリ言語は使えません。問題は、CPUがメモリと通信を行う際に発生するさまざまなアドレスの計算です。機械語の世界では変数や関数という概念は存在せ
はじめに 「分析関数の衝撃(前編)」に引き続き、CodeZineのミック氏の記事で記載されたSQLを、分析関数を使って記述していきます。対象読者SQLの可読性を向上させたい方SQLのパフォーマンスを向上させたい方 この記事では、「自己結合の使い方」と、「相関サブクエリで行と行を比較する」に記載されているSQLを分析関数を使って記述していきますので、先に読まれた方が理解がしやすいと思います。必要な環境 本稿で扱うSQLは、Oracle 10.2.0.1.0で動作確認しました。ソースコードはDB2 V9.1でも動作確認しました。その他、Oracle9i以降DB2SQL Server 2005 でも応用できます。1. 部分的に不一致なキーの検索 まずは部分的に不一致なキーを検索するSQLについてです。「自己結合の使い方」では、以下の自己非等値結合を使うSQLが提示されています。 SELECT
はじめに Webベースのアプリケーションや、Webベースで機能するサービス、加えてJavaや.NETのような物理的なシステムを抽象化するプラットフォームの台頭によって、現在のアプリケーション開発は環境によってアプローチが大きく異なり、それに伴って様々なプログラミング言語が使われるようになっています。 ネイティブの実行ファイルを対象としたアプリケーション開発であれば、古くから使われているC言語やC++言語が今でも主流です。しかしながら、Webアプリケーション開発ではPerlやPHP、Ruby、Pythonなどの組み込み可能なスクリプト言語が人気です。Ajaxを代表としたブラウザ内で動作するクライアントベースのWebアプリケーションであればJavaScriptが駆使されることになります。 仮想システムを対象としたアプリケーション開発には、仮想システム専用の言語が使われます。Javaアプリケーシ
はじめに 本稿は、Webアプリケーション用のテストツールSelenium(セレニウム)を利用するための手順を解説するものです。これから2回に分けて、Seleniumの概要および、インストール手順、実際のテストケースの実行について解説していきます(後編はこちら。また、Tipsも公開しました)。 今回は、Seleniumの概要および、Seleniumのダウンロード、インストール手順について解説します。読者対象 プロジェクトの試験担当者を想定しています。対象フェーズ 本ドキュメントでは、プロジェクトにおいて作成したWebアプリケーションに対して、ブラウザを用いた試験(結合試験・総合試験)を実施するフェーズを対象としています。Webアプリケーションの製造、単体試験フェーズや、外部のアプリケーションに対する試験については対象外です。使用したソフトウェア・環境 Seleniumを動作させるにあたり、以
はじめに 最近のプログラムの多くは、最初から機能がすべて確定したものではなく、後からプログラマが拡張していけるような形をとるようになってきています。この種のプログラムでよく用いられるのが「プラグイン」でしょう。仕様にそって作成すれば誰でもプラグインを作り機能を拡張していくことができるというのはなかなか魅力的です。そこで、Javaプログラムでこうした「プラグインによる機能拡張」を実装する方法について考えてみることにしましょう。対象読者Javaを使ったプログラム作成を行っている中級レベルのプログラマ。プラグイン型のプログラム拡張に興味がある方。 プラグインによるプログラム拡張とは? 多くのプログラムでは、プラグインと呼ばれるプログラムを作成することで機能を拡張することができます。このプラグインというのは、大抵の場合、次のような働きをします。あらかじめ用意されている仕様に沿ってプログラムを作成す
.NET Framework 3.0とは Windows Vistaがいよいよ発売となりましたが、Vistaで追加されたさまざまな機能の土台となっているのが.NET Framework 3.0です。.NET Framework 3.0(旧称 WinFX)は、.NET時代のOSが提供する新たなAPIセットで、以前のWin32 APIのような関数指向のモデルではなく、オブジェクト指向の.NETライブラリとして提供されます。 .NET Framework 3.0の実体は、.NET Framework 2.0をベースとし、それにWPF(Windows Presentation Foundation)、WCF(Windows Communication Foundation)、WF(Windows Workflow Foundation)、WCS(Windows CardSpace)を追加したものと
はじめに JavaScriptはオブジェクト指向言語です。しかし、そのオブジェクトの性質は、他に良く知られているオブジェクト指向言語のJavaやC++と大きく異なっています。 そこでこの記事では、なぜそのような違いがあるのか、JavaScriptにおけるオブジェクト指向の言語思想を見ていくと共に、その違いの根幹であるプロトタイプについて解説していきたいと思います。 なお、この記事はJavaScriptの解説ですが、その内容は、標準仕様のECMAScriptで扱われる範囲に基づいています。従って、同じくECMAScriptを元にしている言語(JScript、ActionScript)でも通じる内容になっています。 対象読者 プログラミングの基本的な知識、ならびにオブジェクトやメソッドと言った基礎的な概念については、ここでは解説しません。最低限、オブジェクト指向プログラミングについて
はじめに 一通りプログラムの文法を覚えたら、皆さんはどうしていますか? いきなり大掛かりなものには取り掛かれませんから、何かちょっとした物を作ろうとするのではないでしょうか? しかし、プログラミング経験が豊富な人ならともかく、ほとんど経験の無い人の場合、そもそも何を作ってよいのかが分からない、分からないから書けない、という無限ループになりがちです。そこで今回は、「CodeBreaker」という数当てゲームを題材にし、mainメソッドにべた書きの状態から、GUIを使ったアプリケーションにしていく過程を追ってみます。初心者の方のお役に立てば幸いです。対象読者 一通りJavaの文法の基礎を習得した人。ちょっとしたプログラムを作ってみたいが、良い課題が見つからない人。必要な環境 J2SE1.4以上。開発環境としてEclipseを使っていますが、他の開発環境でも構いません。構想 何をするにも、まずは
はじめに SQLに対するよくある誤解の1つに、「SQLは帳票作成のための言語だ」というものがあります。確かに、SQLは定型・非定型を問わず、さまざまな帳票や統計表を作成するシステムで利用されています。そのこと自体に問題はありませんが、エンジニアにとってもSQLにとっても不幸なことは、SQLの本来の用途ではない結果のフォーマット整形までがSQLに求められることです。あくまでSQLはデータ検索を目的に作られた言語だからです。 しかし同時に、SQLは多くの人が考えているよりずっと強力な言語です。特に近年は、そうした用途にも対応すべく、OLAP関数をはじめとするレポート作成のための機能が多く取り入られるようになりました。システム全体としてソースを簡略化でき、十分なパフォーマンスを得られるなら、SQLの力を利用する価値は十分にあります。 本稿では、外部結合(OUTER JOIN)を利用したフォーマッ
はじめに 本稿ではRubyを使ってシンプルなPOP3サーバを作成します。 POP3は、いわゆる「メールの受信」のときに使われるプロトコル(通信規約)です。本稿では、このPOP3でサービスを提供するサーバの作成を通じて、以下のことを学びます。ネットワークプログラミングの基礎POP3の仕組みRubyによるネットワークプログラミングRubyによるUNIXシステムプログラミング POPdの概要 本稿で作成するPOP3サーバ(POPd)は、イントラネットなどの信頼できるネットワークを前提として作成します。そのため、セキュリティへの配慮は最低限にとどめ、できるだけシンプルな構造を心掛けます。ただし「最低限の配慮」として、パスワードが平文で流れないようにするため、POP3の中でも特にAPOPという認証方法を用います。 また、速度やメモリ容量に関してもあまり配慮しません。せいぜい数人から数十人が日常的に使
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く