dowakanのブックマーク (1,246)

  • きあげは - みほようこの日記

    きあげはの羽化 http://www.geocities.jp/dowakan/kiageha_syasin.html 羽化の瞬間 きあげは  たまごからさなぎになるまで http://www.geocities.jp/dowakan/sanagi.html

    きあげは - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/06/23
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で6 そういえば、オルゴールの音が、 さっきからずっと聞こえています。 まーちゃんは、足をふんばって、 おそるおそる右足をだしました。 一歩だけですが、歩くことができ ました。 「わぁーい、わーい。ぼく歩けたよ。 うれしいなぁ」 まーちゃんは大よろこび。 「よかったね、まーちゃん。 その調子でゆっくりゆっくり歩い てごらん」 まーちゃんは、おばさんの声には げまされ、おそるおそる三歩ほど 歩きました。 気がつくと、まーちゃんは、虹の 橋の上を、とことこ歩いていました。 「まーちゃん、こっちよ」 遠くで、おばさんが手をふってい ます。 つづく

    虹の橋の上で - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/05/25
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    火とぼし山73 次郎も、主人の姪に会うまでは、 きよのことが大好きだった。 でも、みよに会ってから、次郎の 心はだんだんに変わっていったの だろう。 そして、次郎は、大きな農家のむ こになりたいと思うようになった のだろうな。 きよ。次郎のことは忘れるのじゃ。 心がはなれてしまった人に、いく ら心をよせてみてもどうなるもの ではない。 次郎のことは、忘れてしまいなさ い。そして、一日も早く、きよに ふさわしいすてきな人をみつけて ほしい。 明神さまは、眠り続けるきよの顔 をみながら、心の中で話しかけま した。 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。

    火とぼし山 - ほ ほ え み
    dowakan
    dowakan 2008/05/25
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で5 すると・・・。 また、おばさんの声が聞こえました。 「まーちゃん、まーちゃんはもう立 てるのよ。しっかり足をふんばって、 立ってごらん」 まーちゃんは、おばさんにいわれた ように、虹の橋の上で立ってみよう と思いました。 しかし、なんにもつかまるものがあ りません。 まーちゃんは何度もころがりながら、 それでも立とうと一生けんめいでし た。 三十回目に、ようやくまーちゃんは 立つことができました。 「やっと立てたぞー」 まーちゃんはおおよろこび。 「まーちゃん、よく立てたねぇ。 今度は虹の橋の上を歩いてごらん」 また、おばさんの声が聞こえました。 つづく

    虹の橋の上で - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/05/24
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

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    dowakan 2008/05/24
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で4 まーちゃんは、虹の橋によじのぼ ろうとしました。 でも、つかまる所がないので、す ってんころりんと、ころがってし まいました。 十分位して、やっとまーちゃんは 虹の橋によじのぼることができま した。 虹の橋は、太陽にあたり、きらっ きらっと輝いています。 まーちゃんは、虹の橋の上をはい はいしました。 橋の上はふあふあしていて、うま くはうことができません。 まーちゃんは、両手にぐっと力を いれ、「よいしょ、よいしょ」と、 声をかけながらはっていきます。 つづく

    虹の橋の上で - みほようこの日記
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    dowakan 2008/05/23
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    火とぼし山71 「そんな・・・」 そういったまま、きよはだまって しまいました。 いくら明神さまが話しかけても、 きよは何も答えません。 「明神さま。きよは、だいじょう ぶでしょうか」 手長が心配して聞きました。 「だいじょうぶじゃ。三日もすれ ば、意識がもどるだろう」 「意識がもどれば、おぼれた時の ことを思い出すのでしょうか」 「さあ、それはわからん。ちゃん と記憶がもどるといいのだが」 明神さまが、心配していいました。 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。

    火とぼし山 - ほ ほ え み
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    dowakan 2008/05/23
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で3 すると…。 オルゴールの中から、七色のおび のようなものが、するするっとで てきました。 そして、空に美しい虹がかかりま した。 「なんてきれいな虹だろう」 まーちゃんがそうつぶやいた時、 「まーちゃん、元気? まーちゃんはつかまり立ちができ るようになったんだってね。 すごいねぇ。まーちゃん。 その虹の橋をわたって、おばさん の所までおいで。待っているよぉー」 どこからか、かなおばさんの声が 聞こえてきました。 つづく

    虹の橋の上で - みほようこの日記
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    dowakan 2008/05/22
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

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    dowakan 2008/05/22
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で2 まーちゃんは、おかあさんの部屋 で、オルゴールをみつけました。 オルゴールは、かなおばさんから のプレゼント。 ワインレッド色のすてきなオルゴ ールでした。 まーちゃんは、かなおばさんが大 好き。 オルゴールには、「ゆりかごの歌」 の曲が入っていました。 まーちゃんはどんなにぐずってい ても、大声で泣いていても、オル ゴールの音を聞くと、ぴたっとな きやみます。 まーちゃんは、このオルゴールが 大好きでした。 まーちゃんが、オルゴールのねじ ににさわった時、 急にオルゴールがなりだしました。 つづく

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    dowakan 2008/05/21
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    火とぼし山69 「きよ。火がどうしたのじゃ」 「火が南にともっていたの」 「何、火が南にともっていたと。 きよ、それは、ほんとか」 「はい。火が、いつもより南にと もっていました。 泳ぐ方向を変えようと思ったとた ん、うずにまきこまれてしまいま した」 「そうか。やっぱりそうだったのか」 「やっぱりって、どういうこと」 「次郎は、わざと別の場所で火を たいたのじゃ」 「わざと?」 「そう。次郎は、いつもとちがう 場所で、火をたいたのじゃ」 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。

    火とぼし山 - ほ ほ え み
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    dowakan 2008/05/21
  • 虹の橋の上で - みほようこの日記

    虹の橋の上で1 「かっこう、かっこう」 裏の林で、かっこうが鳴いています。 まーちゃんは、かっこうの声で、目 がさめました。 まーちゃんは、七ヶ月の男の子。 ようやくつかまり立ちができるよう になりました。 「ぼく、つかまり立ちができるんだ よ」 まーちゃんは、得意でした。 まーちゃんは、部屋の中をはいはい して、おかあさんをさがしました。 でも、どこにもおかあさんはいません。 雨があがったので、おかあさんは二 階のベランダで洗濯物をほしている のでしょうか。 つづく

    虹の橋の上で - みほようこの日記
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    dowakan 2008/05/20
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    火とぼし山68 「さあ、そこへきよをねかせてお くれ」 「はい」 手長と足長は、ふとんの上にきよ をねかせました。 「きよ」 「きよ」 「なぜ、うずにはまったのじゃ」 明神さまは、心の中できよに話し かけました。 すると、 「次郎さんが・・・」 「次郎がどうした」 「次郎さんがたいてくれた火が・・・」 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。

    火とぼし山 - ほ ほ え み
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    dowakan 2008/05/20
  • 赤い夕顔の花 - みほようこの日記

    赤い夕顔の花52 盛永さまを刺し殺そうと思った時、 なぜなくなった両親の顔を思い出 さなかったのだろう。 二人の顔を思い出していれば、盛 永さまを刺し殺すことはなかった だろうに。 犬坊の頭の中で、これらのことば がぐるぐるとかけめぐりました。 「うー、わんわん」 突然、犬坊の目の前に、犬があら われました。 白と黒のまだらの犬でした。 犬は、犬坊に向かって飛びかかっ てきました。 犬坊は、とっさにやりをかまえま した。 すると、その犬の顔が、城主の盛 永の顔とたぶりました。 犬坊は、夢中でやりをふりまわし ました。 つづく 「赤い夕顔の花」は、信州の南端 にあった「権現城」に伝わってい る話をヒントにして、みほようこが 書いた物語。 「つづき」は、今 推敲中です。 推敲が終わり次第、また掲載します。 明日からは、別の物語を掲載する予 定です。

    赤い夕顔の花 - みほようこの日記
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    dowakan 2008/05/19
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    火とぼし山65 「あぶない。あなた、気をつけて」 「手長。おまえこそ、気をつけろ」 二人は、何度もうずの中へひきこ まれそうになりました。 「手長、もうやめよう。こんなこ とをしていると、わしらまでうず にまきこまれてしまう」 「あなた。きよのために、もう少 しがんばりましょう」 「じゃあ、今度はあちら側をさが そう」 「あなた。うずにまきこまれない ように、気をつけてね。 それにしても、きよはどこへ行っ てしまったのでしょう。 淵の奥深く沈んでしまったのかしら」 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。

    火とぼし山 - ほ ほ え み
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    dowakan 2008/05/19
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    dowakan
    dowakan 2008/05/19
  • 赤い夕顔の花 - みほようこの日記

    赤い夕顔の花51 私は、この世で一番好きな盛永さ まを、やりで刺し殺してしまった。 なぜあんなむごいことをしてしま ったのだろう。 盛永さまが、「お万。お万は・・・無事 か」と寝言をいわなかったならば、 私は盛永さまを刺し殺すことはなか っただろう。 盛永さまは、なぜあんな寝言をいっ たのだろうか。 私は、盛永さまが誰よりも私を愛し てくれていると思っていた。 でも、盛永さまが愛していたのは、 私ではなく奥がたのお万さまだった のだ。だから、私は、しっとのあま り盛永さまをやりで刺し殺してしま ったのだ。 つづく 「赤い夕顔の花」は、信州の南端 にあった「権現城」に伝わってい る話をヒントにして、みほようこが 書いた物語。

    赤い夕顔の花 - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/05/18
  • 火とぼし山 - ほ ほ え み

    dowakan
    dowakan 2008/05/18
  • 赤い夕顔の花 - みほようこの日記

    赤い夕顔の花50 「戦さえなかったら、長五郎にこ んな辛い思いをさせなくてもすむ のに。一日も早く戦のない平和な 世の中になってほしい」 お万は、心の中でそっとつぶやき ました。 お万たちは、浪合の実家に向かっ て道をいそぎました。 その頃。 城主の盛永を、やりで刺し殺して しまった犬坊は、むゆう病者のよ うに、ふらふらと山の中をさまよ っていました。 どこをどう歩いたのか、犬坊は思 い出せませんでした。 疲れはてた犬坊は、木の切り株に 腰をおろしました。 つづく 「赤い夕顔の花」は、信州の南端 にあった「権現城」に伝わってい る話をヒントにして、みほようこが 書いた物語。

    赤い夕顔の花 - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/05/17
  • 赤い夕顔の花 - みほようこの日記

    赤い夕顔の花49 「奥がたさま。わしが夕顔の花を とったばかりに、いやな思いをさ せてしまい申し訳ありません。 よかれと思ってしたことが、とん でもないことになってしまいました。 ほんとに申し訳ありません」 そうべえは、お万にあやまりました。 「いいのよ、そうべえさん。 あなたを強くとめなかった私が悪 いのですから。 ちゃんと家のかたにことわって、 夕顔の花を分けていただけば良か ったですね」 「奥がたさま。盛永さまのことは、 何も気にすることはありません。 悪口をいいたい人には、いわせて おけばよいのです。 人の口には、戸はたてられません から」 そういって、そうべえはお万をな ぐさめました。 つづく 「赤い夕顔の花」は、信州の南端 にあった「権現城」に伝わってい る話をヒントにして、みほようこが 書いた物語。

    赤い夕顔の花 - みほようこの日記
    dowakan
    dowakan 2008/05/16