SMAPで一番有名な歌は?と尋ねられて、『世界に一つだけの花』と挙げる人は多いのではないでしょうか。教育問題を論じているとき、そんな国民的ソングに異議を唱えた人がいました。それは勝谷誠彦氏です。ある番組で彼は、この歌詞にあるように、「アホが自分だけの花をさかして何になるんだ」と、この歌の精神を非難し、そういう考えが教育崩壊の原因となったと述べたように記憶しています。私も、この発言に対して快哉を叫んだ一人でした。 ゆとり教育全盛の時代には、運動会の徒競走で皆が手をつないで一斉にゴールするとか、お遊戯会で園児全員がシンデレラだったりとか、おかしな事があちらこちらで行われていました。恐らく、モンスターペアレントのクレームに端を発したんでしょうが、それらを受け入れた背景には、ナンバーワンを否定したオンリーワンの思想があったのでしょう。 その後、ゆとり教育が間違いだったとされ、従来の教育に戻そうとす