ソウル地方警察庁は、約730万人の個人情報を盗用したとして、韓国最大手の通信会社KTとHanaro Telecomの職員、および関連業者を非拘束立件、事件の捜査に乗り出した。 捜査の対象となっているのは計66人。うちKTやHanaro Telecomの役員を含む幹部クラスの職員が26人、委託業者の職員が40人となっている。 ソウル地方警察庁によると、KTやHanaro Telecomは、ブロードバンド設置を希望している顧客の個人情報を入力すれば、自社のWebサイト会員として加入させられるシステムを構築、顧客への事前説明や許可なしに無断加入させていたという。こうして個人情報盗用の被害を受けた顧客の数は730万人に上る。 こうした無断加入によって発行されたIDとパスワードは、やがて業者などに配布され広く流出することとなった。この流出IDによって何者かが商品を不正に購入するなど小額決済まで行われ