印刷 防衛省は、来年度予算の概算要求に最大規模のヘリコプター搭載護衛艦(DDH、全長248メートル、基準排水量1万9500トン)の整備費を盛り込む方針を固めた。2010年度に続き2隻目の配備計画だが、中国メディアは予算計上を見越して「日本が空母建造」と報じている。 DDHは哨戒用などヘリ計9機が同時発着できる。防衛省は新中期防衛力整備計画(11〜15年度)で、護衛艦を新たに3隻導入する方針。10年度に1139億円で導入が決まったDDH1隻は建造中で、15年度に就役する予定だ。 中国の国営新華社通信(電子版)が14日付で「日本も空母建造へ」と配信。「北京晩報」や「長江商報」が新華社電を引用した。中国政府は初の国産空母を建造中で、日本の政治家やメディアには問題視する意見がある。日本政府内には「日本側が中国の空母建設を話題にすることへの牽制(けんせい)ではないか」(防衛省幹部)との見方もあ