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ブックマーク / opendatabaselife.blogspot.com (6)

  • MyISAMとInnoDBのどちらを使うべきか

    Twitterで話題になってたので簡単にまとめました。 ●MyISAMにしか無い機能を使いたい場合はMyISAMを使うしかない ・全文検索 (TritonnやSphinx) ・GIS ●InnoDBの利点(MyISAMの欠点) ▲障害対応系 ・クラッシュしても再起動するだけでリカバリができる ・クラッシュリカバリにかかる時間はテーブルサイズに比例するようなことはなく、コミット済みのデータは修復できる (巨大なMyISAMテーブルのREPAIRには数日単位で時間がかかることがある) ・オンラインバックアップができる ・INSERTやLOAD DATAなどを実行している途中でCtrl+Cでその更新系SQL文を止めても、テーブルは壊れないし、中途半端な状態で更新されることも無いし、スレーブが止まることも無い ▲性能系 ・行レベルロックなので並列性が高い(MyISAMはテーブルロック)。またSEL

  • スワップサイズをゼロにしてはいけない

    先月発売された書籍「Linux-DBシステム構築/運用入門」は、なかなか上々の売れ行きとなっているようです。Amazonではしばらく「1-2ヶ月待ち」の状態が続いてしまっていたのですが、最近になってようやく解消され、容易に入手できるようになっているようです。Amazonの在庫切れ問題がひと段落したところで、これからは書籍のサポート的な情報を書いていくことにします。 まず、書を購入された皆さまありがとうございました。結構な数の方がBlogやTwitter等で、このをほめてくださっていることに大変感謝しています。まだ自体の認知度が低い(存在自体を知らない顧客も多い)ので、普及活動をしつつ、これからも読者の期待に応えられる記事を書いていきたいと思っています。 最初は、よく見かけることの多い「メモリ管理」の話題を取り上げようと思います。第12章では、メモリ管理とスワップ領域に関する解説をして

  • 新書籍「Linux-DBシステム構築/運用入門」

    Linux上で「高速で、落ちない」DBサーバーを構築するための技術解説をした書籍を出版します。タイトルはストレートに「Linux-DBシステム構築/運用入門」です。 9月17日発売ですが、ジュンク堂など一部の書店ではすでに入荷しているそうなので、見かけたらぜひ読んでみてください。章構成は以下の通りです。 第1章 論理ボリュームマネージャ(LVM)を活用する 第2章 Heartbeatによるクラスタ環境の構築 第3章 DRBDによるネットワークミラーリング(前編) 第4章 DRBDによるネットワークミラーリング(後編) 第5章 高可用DBサーバーの構築 第6章 現場で使われる高可用構成 第7章 DBサーバーのパフォーマンス概論 第8章 インデックスのチューニング(前編) 第9章 インデックスのチューニング(後編) 第10章 DBサーバーのハードウェア選定 第11章 SSDの効果とアプリケーシ

  • 米大統領選でMySQLはどのように使われたのか

    の衆議院選挙が間近に迫っていますが、昨年米国で行われた大統領選において、オバマ陣営がIT技術を駆使したという話はよく知られています。MySQLももちろん使われていました。今年4月にサンタクララで開催されたMySQL Conference & Expo 2009というイベントでは、最終日のキーノートにおいて、Obama Tech Teamの方々より、大統領選においてMySQLがいかに使われたかという発表が行われました。 当はカンファレンス終了後にすぐちゃんとしたレポートを書いて公開する予定だったのですが、その週に起こった草なぎ剛逮捕とか、そのほかの出来事にすっかり気を取られて放置していました。Blogを始めた契機にTwitterの中で興味を持っている方がいるかどうか聞いたところ、そこそこの方が興味を示したので、ここで簡単にまとめたメモを公開することにします。 ●チームメンバー 発表者は

  • InnoDB Plugin 1.0.4 - InnoDB史上極めて重要なリリース

    時間の今日、InnoDB Pluginの新バージョン1.0.4がリリースされました。このバージョンでは、「バイナリログを有効にするとグループコミットが効かなくなる問題」が修正されています。ほとんどの環境にとって極めて効果の高い修正です。ほかにもI/Oスレッドの多重化(同様のものがMySQL5.4にも搭載)など効果的な修正が行なわれています。 InnoDB PluginはまだGA(安定版)ではないので、品質面では標準搭載されているInnoDBよりも落ちます。ただしMySQL Enterpriseサブスクリプションを買っている方であれば追加費用無しでInnoDB Pluginのサポートを受けることができるので、お気軽に試してみて頂ければと思います。 グループコミット問題修復の効果のほどは、一目瞭然なので図を見た方が分かりやすいでしょう。下図は、mysqlslapで、複数のコネクションから並

    InnoDB Plugin 1.0.4 - InnoDB史上極めて重要なリリース
  • マスターInnoDB、スレーブMyISAMが勧められない理由

    MySQLにおいて、マスターをInnoDBにして、スレーブをMyISAMにすると幸せになれるという主張をよく聞くことがあります。マスターは耐障害性の高いInnoDBにする一方で、スレーブは耐障害性が低くても大丈夫なので、InnoDBのかわりに高速とされるMyISAMを使えば、可用性と性能の両方をバランス良く実現できる、という考えです。 しかし、多くの場合これで幸せになることはできません。マスターとスレーブでストレージエンジンを合わせた方が無難です。その理由を以下に示します。 ●MyISAMはテーブルロックになる マスターへの更新結果はバイナリログに更新系SQL文として書かれ、スレーブのI/Oスレッドによってリレーログとして同じフォーマットで記録され、スレーブのSQLスレッドによってその更新系SQL文がそのまま実行されます。この更新系SQL文は、当然ながらスレーブに対して発行されるSELEC

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