音質向上の原動力は、マイク位置とレベル調整にある。 マイク位置は目で見てわかりやすいのだが、レベルメーターの合わせ方はわかりにくい。 そこで、今回はレベルメーターの見方と合わせ方を解説したい。 dB(デシベル)で聞こえ方を把握せよ まず、レベルメーターの基本だが、元々VUメーターという平均音圧を示すものと、ピークメーターという最大音量を示すものが、いわゆるレベルメーターとして存在する。 かつては、VUメーターを見て適正音量に調整していたのだが、最近は、デジタル化によって、最大音量であるピークメーターで音量調整するのが主流になった。そこで、ここではピークメーターで解説することにしよう。 カメラーのレベルメーター(撮影時)。機種によってはdB表示が搭載されているものもあれば、基準線(−20dBや−12dB)もないいい加減な機種もある まず、レベルメーターの示す音量は、dB(デシベル)という単位