現在、名古屋で開催中の「やっとかめ文化祭」(11月18日まで)。芸どころと呼ばれるこの街の文化に気軽にふれられるようにと、ストリート歌舞伎や辻狂言、街歩きツアーなどが3週間にわたってくり広げられる文化の祭典です。 6年目を迎えるこのイベントの中でも、歴代屈指の異質なプログラムが去る11月6日に開催されました。「名古屋ライブハウスの黎明~それは70年代からはじまった~」。名古屋を代表する2軒のライブハウスのオーナーに、名古屋の音楽シーンの変遷や裏話を語ってもらおうというトークイベントです。 日本舞踊の家元らしからぬバンドマン風のサングラスで登壇した西川千雅さん企画したのは日本舞踊・名古屋をどり家元の西川千雅さん。 「歌舞伎も文楽も日本舞踊も、伝統芸能はどれもかつて無茶苦茶流行ったものなんです。それが時を経て伝統になった。そして、ロックも今や伝統芸能になりつつある。この先、ロックは、ライブハウ