東京都渋谷区の路上で覚せい剤や大麻を所持していたとして、警視庁渋谷署が覚せい剤取締法違反などの疑いで、小説家の原田宗典容疑者(54)=文京区水道=を現行犯逮捕していたことが9日、同署への取材で分かった。同署によると、「間違いない」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は7日夜、渋谷区内の路上で覚せい剤約0.9グラムと大麻約0.8グラムを所持していた疑い。 同署によると、署員が原田容疑者を職務質問した際、ズボンのポケットにポリ袋に入った薬物のようなものが入っているのを発見。覚せい剤などの反応が出たため現行犯逮捕した。同署は入手先や使用の有無についても調べる。 原田容疑者は1984年に「おまえと暮らせない」ですばる文学賞に入選。エッセーや小説を執筆しているほか、コピーライターとして広告分野でも受賞歴がある。妹は作家の原田マハさん。