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ブックマーク / sociologbook.net (6)

  • 子どもを憎悪する人びと – sociologbook

    おそらく、たくさんの人が、すでに同じことを書いていると思うけど。 「シリア難民中傷風刺画について、今までの流れ」(『東京育児日記──子どもが寝ているあいだに書くブログ』) http://yuco.hatenablog.jp/entry/2015/10/05/000019 yucoさんもrnaさんもすごい。ほんとにすごい。俺も何度でも報告しよう。 それにしてもひどい話だが、このイラストを最初に見たときから、怒りや悲しみとともに、なにか手応えのない、意味のわからない、もやもやとしたものを感じていた。作者のレイシスト的な意図はよくわかるのだが、その意図を実現するための手段として考えると、理解できないところが残る。もちろん意図も何も、最初からまったく理解はできないのだが、それにしても、差別的表現としてはなにかこれまで見た(見させられた)ものと異質なところがあると感じた。 この絵は、レイシスト的なひ

    dwnrvr
    dwnrvr 2015/10/05
  • 路上に出たつぶやきたち── 「OSAKA AGAINST RACISM 仲良くしようぜパレード」 – sociologbook

    最初に在特会が路上で汚い言葉を喚きちらしたとき、私もふくめてみんな、あんな頭のおかしな連中はすぐいなくなるだろう、世の中にたいした影響はないだろう、だいたいあんな少人数で何ができるんだ、と思っていた。 その活動がやがてひろがってきて、全国に支部ができ、関西でもひどい街宣がされるようになって、だんだんと不安になった。いったいあれは何だろう。あれは「右翼」なのだろうか? いったい何をやっているのだろう? なにが目的なんだろう? この問題にかんして既存の組織はほとんど役に立たなかったといってよい。目立った抗議活動をするわけでもなく、ほとんどフリーハンドで活動をさせているうちに、そのうち新大久保や鶴橋という「聖地」にまで堂々と大手を振ってやってくるようになった。その段階になっても、古くからある大きな組織はなかなか動いてくれなかった。 おそらく、われわれと同じように、在特会の活動の「舞台」が見えてな

  • 政治と「社会」 – sociologbook

    生まれて初めて当に戦争になるんじゃないかと思っている。 たぶん次の戦争は国民を総動員するような全面戦争にはならないだろう。国民全員の精神や身体を管理しなくても、一部の「戦争装置」によって、一般の市民にリアリティが伝わらない方法でひっそりとおこなわれるにちがいない。 それはたぶんはじめに「被害者面した絶対的な正しさ」を押し付けてくる。いま領土を守らなかったらこの国がやられる。いま先手を打って攻めていかないと平和が守れない。おそらくそんなふうに、反論しにくいようなロジックで、感情に訴えかけるやりかたで。 いますぐではないかもしれないが、数年のうちには憲法も改悪されてしまうだろう。人権に関する条文は大幅に後退し、かわりに国家があらゆる権力を掌握してしまうだろう。 だが、国民の精神や身体をまるごと抱え込んで統制するのではなく、国民を分断することによって、よりスムーズに戦争は遂行されていくだろう。

  • 100年かけて増えたものが、100年かけて減っていく – sociologbook

    1900年(明治33年)の日の人口がどれくらいだったかというと、4300万人ぐらいだったそうです。 日の人口のピークは(おそらく)2004年で、1億2800万人ほどでした。 2010年には日の人口は20万人減りました。これは中規模の都市、あるいは地方の県庁所在地がひとつ消滅したのと同じです。 佐賀市、八戸市、宝塚市、厚木市、太田市、松江市、鈴鹿市、鳥取市、山口市、あるいは文京区、港区、渋谷区、荒川区のどれかひとつが、まるごと消えたのと同じぐらい、人口が減りました。 将来の人口についてはいくつか推計があるようですが、そのうちのひとつでは、いまから100年後の2100年ごろには、4400万人ぐらいまで人口が減ると予測されています。 100年かけて4000万人を3倍に増やして、そのあと100年かけてまたもとの人数にまで減らしていくのです。 ちょっと事情があって、いま再開発とかタワーマンショ

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    dwnrvr 2012/01/29
    ラピュタみたいだな>タワーマンション
  • 放置される子どもたち──日系ブラジル人の教育問題── – sociologbook

    某大学から依頼されて新入生用の人権パンフレットの原稿を書きました。そのうちの一部をこちらにも置いておきます。 ————————————— 放置される子どもたち──日系ブラジル人の教育問題── 現在、日に住む外国籍の住民はおよそ200万人、これは全人口の約1.5%にあたります。もっとも多いのが中国人で67万人、ついで(在日コリアンを含む)韓国・朝鮮籍の人びとが55万人。3番目に多いのが、知らないと意外に思うかもしれませんが、ブラジル人で、21万人です。リーマンショック以降の製造業不況や東日大震災の影響などで、ブラジル人は若干その数を減らしていますが、日経済の長引く低迷にもかかわらず、中国人を中心として、日社会に暮らす外国人たちは着実にその数を増やしています。日はすでに「多民族・多文化国家」になりつつあるのです。 大阪には非常に多くの在日コリアンの方々も暮らしていますが、ここでお話す

  • 人が減ってしまうことについて。 – sociologbook

    被災地から人口が流出してることが「問題」だっていう語られ方と、都市部落から人口が流出してることが「問題」だっていう語られ方が似てるなあと思った。語ってるのは前者はマスコミや政治家、後者は内部の運動団体だけど。 ————————————— 被災地からどんどん人が減ってしまうことが問題なんですよ、と、テレビの解説者や学者や政治家が語る。 ひとつのコミュニティや街が消えてしまうということは、そこに住んでた人たちや、その地域につながりがある人たちにとっては、悲しくて辛いことだろう。 だけど、さいきん何人かの政治家が、「ここにはもう人は住めない」とか「別の場所に住んだほうがよい」とか言って、激しく批判されるということが続いている。 なんだか、まるで津波なんかはじめから無かったかのような、完全に「元のままの街」にすることが「復興」だっていうことになってるみたいだ。 もとから人口が著しく減少している地域

    dwnrvr
    dwnrvr 2011/09/14
    『被災地から人口が流出してることが「問題」だっていう語られ方と、都市部落から人口が流出してることが「問題」だっていう語られ方が似てる』
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