和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港に4日、重さ352キロもある超大物のクロマグロが水揚げされ、205万2160円で取引された。 この日は他にも3匹のクロマグロが揚がり、セリでは威勢の良いかけ声が飛び交った。 宮崎県串間市のはえ縄漁船「第28幸栄丸」(19トン)が、潮岬沖約300キロの太平洋で仕留めた。大山幸生船長(57)は「約30年漁をしているが、これだけの大物は初めて」と喜んでいた。クロマグロは落札後、東京・築地市場に送られた。 勝浦漁協によると、350キロを超えるクロマグロは記録の残る2001年以降初めてという。